“配信型結婚式”は双方向に進化 離れていても巨大画面で一体感
- 2021/3/15
- 新型コロナ・医療
リアルとリモートの融合型が「最先端なのでは」
オンライン配信ではZOOMの機能を利用した。ZOOM内の部屋にいるオンライン参加者以外にも、式場の様子は新婦のぞみさんのフェイスブックアカウントでも中継されていたため、友人知人にも広く発信できた。
今回の配信は、新婦のぞみさんの友人であり、映像制作会社に勤務する玉城里那さん(32)が、個人で技術提供をした。初めての経験でてんやわんやだったとしながらも、玉城さんは「コロナ禍でオンラインのイベントが増えましたが、これまでは『人を集めたいけど集められないからオンライン上で』というものでした。今回のように会場と連携して『リアル』と『リモート』を一緒に配信するのは初めてです。このように双方を共存させる『ハイブリッド式』の配信が最先端の在り方なのではないかと思います。これから増えていくかもしれません」
平良夫妻の式を担当したマリエールオークパイン那覇のウエディングプランナー・新垣潤さん(27)は「これまで、配信型の式は設備などの関係で実行が難しく、お断りせざるを得ない状況でしたが、玉城さんのおかげで実現できました。新しい式の形で、スタッフ一同感激しております。今後も対応できるように機材や整備なども視野に入れていきたいです」とコロナ禍での新しい結婚式を見据えた。