琉球Dプロレス 美ら海セイバー新王者 本格×エンタメの5試合
- 2022/11/16
- エンタメ・スポーツ
みぃとKAMEIはヒールの形相で、時には2人同時の攻撃も辞さない。両ペアとも身軽な体格を生かしてアクロバットな技を中心に試合を組み立てていく中で、Kzyがトップロープからハイビスカスみぃ目掛けて飛び技を繰り出そうとした時にハイビスカスみぃから「ちょっと待って。話聞いて」の声。なぜか4人そろってロープの上に仲良くベンチ座りし「ここ沖縄でしょ?琉球ドラゴンプロレスのホームなんですよ。私勝ちたいんですよ。今日は私に勝ちを譲ってください」とせがむみぃに、Kzyは「遊びじゃねぇんだよ」、U-Tは「タイトルマッチだぞ」と一蹴。最後はKzyがみぃから3カウントを奪い4度目の防衛に成功した。
試合後のマイクパフォーマンスでKzyはみぃに対して「とんでもないこと仕掛けてくれたな」としたものの、第一試合に急きょ出場した「名無し」が持っていたのと同じ鎌をみぃも手にしていたり、髪に「名無し」の血霧が付いたまま残っていたりしたことから「名無し=みぃ」を示唆。「タイトルマッチ前にも関わらず先に1試合したあんたのその心意気は買わせて頂くよ。似た人かもしれないけどな」とリスペクトを送った。
(双琉王)◯Kzy&U-T-(挑戦者)×ハイビスカスみぃ&JACKY“FUNKY”KAMEI
18分24秒 ランニングエルボースマッシュ⇒体固め
ほとばしる両雄の闘志 美ら海セイバーが王者に
第五試合は「御万人王座『琉王』」のタイトル戦。何としても琉球ドラゴンプロレスの元に王座を取り戻したい美ら海セイバーは、闘志むき出しのままゴングが鳴る前からBen-K(DRAGON GATE)に不意打ちで攻撃を開始。ドロップキックを繰り出すなどしてリング外に闘いの場を移した後は、会場のイスを使ってBen-Kを殴打して主導権を握った。その後も腕を中心に極めにかかるなどバリエーション豊富な攻めを繰り出す。
しかしBen-Kも反撃を開始する。ボディアタックにかかった美ら海セイバーをそのまま抱えて受け止めると、そのまま後方へと連続でぶん投げまくる。その後も両者一歩も引かない展開のまま、美ら海セイバーがBen-Kの顔面にニーキックを炸裂。形勢を決定づけたままショアブレイクでそのままホールドし、もがくBen-Kから執念の3カウントを奪い取った。
これにはセコンドの琉球ドラゴンプロレスの面々も大喜び。王者を奪還した美ら海セイバーは「ベルト獲ったぞー!」と叫び「ベルトの価値を高めていく。その時にはBen-K、また闘おうぜ」と健闘をたたえた。
×(琉王)Ben-K-◯(挑戦者)美ら海セイバー
17分42秒 ショアブレイク