琉球Dプロレス 美ら海セイバー新王者 本格×エンタメの5試合
- 2022/11/16
- エンタメ・スポーツ
沖縄を拠点に県内外で活動する「琉球ドラゴンプロレスリング」は13日、沖縄市のミュージックタウン音市場で「社会福祉チャリティー 琉球ドラゴンチャンプルー2022」を開催した。「御万人王座『琉王』」のタイトル戦は美ら海セイバーがBen-K(DRAGON GATE)を下して第11代王者となり、他団体からチャンピオンベルトを奪還した。自身としては5年ぶりの戴冠となった。
同団体でも年間最大のイベントとなる琉球ドラゴンチャンプルーには、DRAGON GATEや九州プロレスといった他団体からも選手が参戦。エンターテインメント性溢れる演出やアクロバティックな技の応酬に観客は拍手を送り、会場は笑顔であふれた。
同大会には、沖縄市内の児童養護施設の子どもたちが招待され、収益金の一部が沖縄市社会福祉協議会に寄付された。
「名無し」の登場に会場はお化け屋敷状態
第一試合のタッグマッチは「グルクンマスク&名無し」と「GOSAMARU&ティーラン獅沙」が激突した。本大会に出場予定だったウルトラソーキが負傷欠場のため急きょカードが変更されて実現したこのマッチ。直前まで「X」として出場が伏せられていた名無しは、血まみれの白装束に鎌を手にして異様な動きで登場。場内アナウンスは「お気をつけください」と連呼し、観客の恐怖感を増幅させた。
試合は序盤からティーラン獅沙のフランケンシュタイナーや名無しの場外乱闘などで目まぐるしい展開に。名無しが場外でティーラン獅沙に馬乗りになり首を絞めている間に、グルクンマスクがGOSAMARUに必殺技のグルクンドライバーを見舞って、そのまま片エビ固めでマットに沈めた。
◯グルクンマスク&名無し―×GOSAMARU&ティーラン獅沙
9分38秒 グルクンドライバー⇒片エビ固め
K-JAXのパワーに苦戦も首里ジョーに軍配
第二試合は170cm、90kgの首里ジョーと、188cm、110kgのK-JAXがマッチアップ。序盤はK-JAXが持ち前のパワーで首里ジョーを圧倒。満を持して首里ジョーがボディースラムを決めようとするも、逆にK-JAXに投げ返されてしまうこと2回。三度目の正直とばかりに「絶対投げるぞー!」と雄叫びを上げると、ついにK-JAXを叩きつけ、場内を盛り上げた。
その後もK-JAXは10回転以上のジャイアントスイング、首里ジョーはトップロープからのダイビング・ボディ・プレスと、それぞれの持ち味を発揮した技を繰り出していく。
そんな中、K-JAXに後方から羽交い絞めにされた首里ジョーの顔面めがけて、K-JAXのセコンドに付いていたRYUKYU-DOGディンゴが目つぶしの粉をぶつける反則行為に出ようとするも、首里ジョーがこれを避けてK-JAXが目つぶしに遭う“自爆状態”に。最後は首里ジョーがメーゴーサーからのエビ固めでフィニッシュした。
◯首里ジョー―×K-JAX
10分50秒 メーゴーサ⇒エビ固め