県が示す6つのワーケーションモデルとは?エリアごとの特色提示
- 2021/4/4
- 経済
世代で違う旅行需要
「沖縄におけるワーケーションの可能性」とのテーマで登壇したJTB総合研究所主席研究員の山下真輝さんは、旅行需要が、従来型の「高い快適性」「ステータスシンボル」「ベストサービス」から、特に若い層で「一生に一度の体験」「本物の体験」「エコツーリズム」などにシフトしていることに触れ「沖縄でもこのニーズに対応できるプログラムや受け入れ体制が必要です」と述べた。
また、ワーケーションで何度もその土地を訪れてもらうことで、定住人口にもつながる点などに期待を寄せた。
家族連れワーケーションで関係人口創出へ
県の「沖縄ワーケーション促進事業」の一環で、本島北部と中部でそれぞれ実施したモニターツアーに参加した、ワーケーションプランナーでライター・編集者の児玉真悠子さんは、沖縄ワーケーションの可能性として①四方八方が海に囲まれ、ただ滞在するだけでリフレッシュできる②もともと観光地でオフ時間の過ごし方の選択肢が多いため、社内交流や研修の場としての可能性が高い③長期滞在をしたいという声が多く、ワーケーション先に適している―の3点を挙げた。
特に家族連れのワーケーションに関しては「長期滞在ではその土地に暮らすように生活できます。子どもにとって第二第三の故郷となり、未来の関係人口創出にもつながります」と話した。