”沖縄ならでは”の雑貨をPR 那覇市で商談会 中小機構沖縄事務所が開催

 
”沖縄ならでは”を求めるバイヤーが訪れる商談会が開かれた=2日、那覇市の沖縄産業支援センター

 沖縄の中小企業などに県外販路の開拓を支援する「守礼門プログラム2023『ライフスタイル雑貨』の商談会・評価会」が2日、那覇市で開催された。参加した各社は、”沖縄ならでは”を求める県外の雑貨系バイヤーに自社商品を積極的にアピールした。

 この商談会は、中小企業基盤整備機構沖縄事務所が主催し、県外バイヤーと県内中小企業などとのマッチングを支援するもの。同事務所の担当者は「雑貨の商談会は沖縄では少なく、県内企業にとって良いPRの機会となっている」と話す。

 今回は、県内の企業17社が参加した。県外バイヤーは、東京ミッドタウンや渋谷「MIYASHITA PARK」など話題の商業施設に直営店舗を展開するCREDITS(東京都)や、国内外で日本の「スグレモノ」をテーマに、小売店舗の運営と卸事業を行っているコンタン(同)など6社が訪れた。

自社の商品をアピールしたヤラブの木の三輪代表=2日、那覇市の沖縄産業支援センター

 宮古島市から同商談会に参加したヤラブの木(三輪智子代表)は、池間島でテリハボク(ヤラブ)の種子の収穫から、搾油までを一貫して行っているスキンケア用の「タマヌオイル」と、同オイルがベースの化粧品をPR。ハワイやタヒチなどでは、同オイルを伝統的に皮膚の薬として使っているという。

 三輪代表は「(これまで)宮古島ではホテルやエステサロン、セレクトショップで取り扱いが増えきた。今後は、沖縄本島や県外でも、(タマヌオイルを)紹介していきたい」と語った。

 中小企業基盤整備機構沖縄事務所では、雑貨だけなく「食」の商談会も年1回実施している。

★関連記事

企業は「人手不足の内容」精査を 中小機構沖縄事務所 越智所長インタビュー

Print Friendly, PDF & Email

この著者の最新の記事

関連記事

おすすめ記事

  1.  サッカーJ3のFC琉球が、第2次金鍾成(キン・ジョンソン)監督体制下の初陣を白星で飾った…
  2. 今季から琉球ゴールデンキングスに加入したアレックス・カーク(左から2人目)やヴィック・ローら=16…
  3.  FC琉球の監督が、また代わった。  サッカーJ3で20チーム中18位に沈む琉球は1…
  4. 戦前に首里城正殿前に設置されていたバスケットボールゴールを再現した首里高校の生徒ら=8月27日、那…
  5.  8月12日、浦添市のアイム・ユニバースてだこホール市民交流室は熱気が渦巻いていた。ステー…
宮古毎日新聞

特集記事

  1. 再びFC琉球の指揮を執ることになり、トレーニング中に選手たちに指示を送る金鍾成監督=19日、東風平…
  2. ヴィック・ロー(中央)の入団会見で記念撮影に応じる琉球ゴールデンキングスの(左から)安永淳一GM、…
  3. 沖縄県庁  沖縄県は、地域の緊張を和らげようと、4月から「地域外交室」を設置し、照屋義実副知…
ページ上部へ戻る ページ下部へ移動 ホームへ戻る 前の記事へ 次の記事へ