沖縄産マンゴーをPR 「マンゴーの日」セレモニー

 
「マンゴーの日」セレモニーで、関係者らが集い県産マンゴーを県内外にPRした=15日、道の駅豊崎(豊見城市)

 沖縄産マンゴーのおいしさを全国に広めようと、「マンゴーの日」セレモニー(主催・県農林水産物販売促進協議会・前田典男会長)が15日、豊見城市の道の駅豊崎で開催された。この催しは販売促進キャンペーンの一環として毎年行われているが、新型コロナ感染症対策で、例年より規模を縮小し実施した。

 主催者を代表して、前田会長は「県産マンゴーは贈答用の需要に加え、一般家庭での消費量も拡大し、全国の消費者に長く愛されてきた。今年も生産者の努力と愛情で育てられた高品質のマンゴーを全国の皆さまに広く楽しんで頂きたいと思う。本日の『マンゴーの日』を皮切りに、さらに全国にPRしていきたい」とあいさつした。

 生産者あいさつでは、JAおきなわ豊見城支店果樹生産部会の當銘健一部会長が「年明けの曇天や低温、長雨などが影響し、生産に大変苦労したが、今年も品質の良いマンゴーが収穫できたので、我々生産者も一安心している。『マンゴーの日』を境に、県産マンゴーのおいしさを全国に届け広めていきたい」と述べ、さらなる県産マンゴーの消費拡大に期待を込めた。

 セレモニーでは、このほか、玉城デニー知事(代読・崎原盛光県農林水産部長)や、拠点産地代表の山川仁豊見城市市長、流通団体代表で沖縄協同青果の濱川昌二社長もあいさつした。

 JAおきなわ農業振興本部営農販売部の担当者によれば、JA取扱いのマンゴーで、昨年史上2番目の豊作だった前年比79.5%に相当する約433トンの出荷量を見込むという。また、全県の総生産量は前年比約75%に当たる1644トンを予測していると話していた。

JAおきなわの職員が試食用マンゴーのミニカップを買い物客らに配布した=15日、道の駅豊崎(豊見城市)

 セレモニー終了後、JAおきなわの職員らが、JA農産物直売所の入口で、試食用マンゴーのミニカップを買い物客らに配布し、「マンゴーの日」をPRした。

(記事・写真 宮古毎日新聞)

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