海ぶどうが「big mam」!? 福祉支援で観光資源を社会資源へ

 

 天気や季節などの環境変化によって水流を変化させるなど、その日その日で海ぶどうの状況をみて判断し、常に水槽の中を調整しているという。「感覚でやってる部分も大きいので、再現性と確度にはまだまだ課題はある。でも、1年かけてようやく商品化に漕ぎ着けることができた」としみじみ振り返る。「でももっと経験を重ねて、もっと良いものを作らないといけない」

 森田さんの海ぶどうを1口噛み締めると、プチプチっとした歯応えの後に柔らかな海の香りが口の中で弾け、宮城島の波と風を感じさせる。

 7月からはECサイトも立ち上げ、全国に商品を届けられるようになった。8月中は送料無料のキャンペーンを実施している。
「沖縄の美味しい海藻を届けながら、地元の社会問題についても自分なりの形で発信し続けていきたい」と意気込んでいる。養殖の他にも、今後さまざまなことに挑戦する気も満々で、敷地内にはキャンプスペースも設置してあり、加えて熱帯魚を観察することができる“ミニ水族館”も現在製作中だ。

 取材を終え、去り際に「見た目も雰囲気も、もう完全に島に馴染んでますね」と森田さんに言うと、「顔が濃いからですかね」と笑った。

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真栄城 潤一

投稿者記事一覧

1985年生まれ、那覇市出身。
元新聞記者、その前はバンドマン(ドラマー)。映画、音楽、文学、それらをひっくるめたアート、さらにそれらをひっくるめた文化を敬い畏れ、そして愛す。あらゆる分野のクリエイティブな人たちの活動や言葉を発信し、つながりを生み、沖縄の未来に貢献したい、と目論む。

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