FC琉球とパートナー企業が防災用LEDランタンを那覇市に寄贈 台風6号での大規模停電渦中
- 2023/8/5
- 社会
サッカーJ3のFC琉球とそのパートナー企業の合同会社HeidiHeidi(那覇市久米、代表:ユン・ヨンドゥ)が8月4日、台風6号による沖縄県内の停電発生被害を受けて那覇市に防災用LEDランタン「ソルピカ」100個を寄贈した。
本来は同12日に開催されるFC琉球のホームゲーム開催に合わせて使用する予定だったものを、県内で停電の被害が多数出ている状況を鑑みて「困っている人たちのために役立ててほしい」として寄贈した。
台風6号の被害は、沖縄では近年稀にみるほどの大きなものになっている。8月1日に本島地方に暴風警報が発表されてから、県内での停電戸数が急増。沖縄電力などによると、翌2日には県内総戸数の約3割を超える21万戸以上で停電する事態となった。随時復旧中だが、5日現在でも3万戸超が停電しており、既に3日以上電気が通っていない世帯も未だ多数ある状況となっている。
こうした状況を受けて、FC琉球常務執行役員の荻原直樹さんが那覇市役所を訪問し、ソルピカを寄贈した。
ソルピカはジッパーのついた袋にLEDライトが取り付けられら軽量のランタンで、袋の中に200ml程度の水と塩を入れ、振ってかき混ぜると点灯する。電源が不要で水と塩だけで発電できる仕組みになっている。連続点灯時間は最長で120時間。塩水をすすいで保管すれば、再使用も可能となっている。