和漢薬膳師芸人・さーきーの医食同源!⑤美容の重大要素とは!
- 2021/8/4
- 食・観光
はいたい!沖縄で芸人をしています!スズカーサーキットさーきーです!前回は薬膳の世界で健康の大事な要素とされる「気・血・水」の中から「血(けつ)」が滞ったり足りなくなるとどうなるのか、というお話をしました!
今回は「気・血・水」の中から体全体を潤す「水(すい)」のお話をしていきますよ〜!水に異常が出ると美容の大敵!?髪の毛や肌の乾燥、体のむくみなど気になっている方!もしかすると水に異常が起きているかも!?沖縄には水の異常に効果的な料理があるんです!和漢薬膳師の私がわかりやすく解説していきますよ〜!
体全体を潤す「水(すい)」
体を健康に保つ「気・血・水」の中の「水(すい)」は東洋医学では「津液(しんえき)」とも呼ばれます。「水(すい)」は、飲食物に含まれている水分を吸収して体に必要な形に変えられたものを指します。
人が体に取り入れた水分は脾(胃や腸などの消化の機能すべてを含む総称)によって分解され、さらに小腸と大腸に分けて濁った水と綺麗な水に分けられます。綺麗な水の成分が「水(すい)」となります。
「水(すい)」は取り入れた飲食物から分けられた綺麗な水の成分のことを指すので「水(すい)」が不足しているからと言って、単純にお水を飲めばいいと言うことではありません!不足した水を補充するのであれば、それに効果的な食べ物や飲み物を取り入れましょう。
「水」は腎(成長や発育、生殖機能と深い関わりがある臓器の総称)の働きで水蒸気のようなものに変えられ肺まで持ち上がります。ここから肺の働きにより体中を潤し、最後には膀胱から尿として排出されます。
(腎には、脾によって分けられた綺麗な水を体に巡らせて、いらない水を尿として出す役割があるよ!)
ざっくりと体の中の水の動きを紹介しましたが、わかりにくかったかな?では、水を動かしている各器官を擬人化してみよう!
こんな感じで動いている!体の中の水(すい)の動き
脾「はい!では今取り込まれた食べ物の水分を綺麗なものと濁ったものに分けました!あ!もちろん小腸さんと大腸さんにも細かく分けてもらってるんでばっちりです!あとは腎さんよろしくっす!」
腎「了解!じゃあ分けてもらった綺麗な水を体に回しやすい形に変えときます!そのあと肺さんに形を変えた水を体中に回してもらいますねー!」
肺「はーい!じゃあ、体に回して、余った水と汚れた水はまた腎さんに戻します〜!」
腎「あいよ〜!じゃ最初に分けられた濁った水と体を巡って戻ってきた水は尿として出しときまーす!皆さん、今日も水を動かして体を潤していきまっしょい!」
脾・肺「はーい!」
ってな感じで例えてみました!体の中の器官さんたち、忙しそうに働いていますね〜!
先ほど登場した脾や腎、肺などのことを総称して五臓と言います。五臓についてはまた次回詳しく紹介していきます!では、お話を水に戻していきますよ!