eスポーツ「糸満VS名護」の南北対決!沖縄でも高まる競技熱
- 2021/3/3
- エンタメ・スポーツ
eスポーツで沖縄がアジアの架け橋に
実況を務めた比嘉周作さんは、県内eスポーツ実況の第一人者とも言える存在だ。格闘ゲーム「ストリートファイターⅢ3rd 闘劇」の全国大会では2004年に沖縄代表、06年に鹿児島代表として全国の舞台で闘った。実況者としても2019年末に台北の大型大会で日本語実況を務めたこともある。
今回、沖縄県内でも地域主体のeスポーツの大会が開催されていることに「『ついに来たか』と思いました」と声を弾ませる。「これまで企業が主催する大会はありましたが、民間が主導する大会の実況は初めてです。地域発のイベントがいつか始まるはずだと思っていました」
台北の大会では延べ来場者数が10万人を数えるなど、海外でのeスポーツの人気の高さや規模の大きさを肌で感じてきた。沖縄でもeスポーツが普及することで、海外各国各都市との懸け橋になれるはずだと見据えている。
「沖縄でビッグイベントができるようになったら、台湾からも香港からも日本からも、トッププレーヤーが一気に集まってくることが想像できます。6月には(1万人収容の)沖縄アリーナも本格稼働します。沖縄の地理的優位性は絶対にプラスに働くでしょう」と、eスポーツの盛り上げ加速に大きな期待を寄せる。