伊江村産落花生100%使用のペースト発売 地場産業の再興も

 
落花生ぐわぁープレミアムプレーン(プレスリリースより)

 農産品加工や6次産業化事業などを手掛けるネクストステージ沖縄合同会社(名護市、金城恵子代表)は、伊江村産落花生を100%使用したピーナッツペースト「落花生ぐわぁープレミアムプレーン」を3月1日から日本トランスオーシャン航空(JTA)の国内線で機内販売する。伊江村の農家と協力して、落花生生産の復興から携わって実現した同商品。同社はこれまでもさまざまな農産物を原料にした商品を開発しており、幅広く沖縄の味を県内外に届けている。

ラインナップは3種類

 フレーバーはプレミアムプレーンの他にも「カカオマス」「蜂蜜」の計3種類がある。機内販売されるのは「プレミアムプレーン」のみだが、3種類とも同社の通販ページにて購入できる。砂糖や添加物を加えていないことが特徴だ。

 沖縄県はもともと落花生の産地だったが、今やその生産量は全盛期と比べると大きく減少してしまった。そこで同社が2011年から伊江村の農家と協力して栽培を開始。伊江村が栽培の再興を行うまでになった。同社は「沖縄県の落花生を復活させるだけでなく、6次産業化を通して沖縄県の農作物を多くの方々に届けることを目指しています」としている。

 同社はこれまで県産農作物を加工して、ドライフルーツや入浴剤、スパイスなどを開発・販売している。

 今回開発したピーナッツペーストは3種類とも85gで1100円(税込み)。

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長濱 良起

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フリーランス記者。
元琉球新報記者。教育行政、市町村行政、基地問題の現場などを取材する。
琉球大学マスコミ学コース卒業後、県内各企業のスポンサードで世界30カ国を約2年かけて巡る。
2018年、北京・中央民族大学に語学留学。
1986年、沖縄県浦添市出身。著書に「沖縄人世界一周!絆をつなぐ旅!」(編集工房東洋企画)

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