アクターズ大復活祭直前! B.B.WAVESのリハに潜入してきた
- 2022/9/30
- エンタメ・スポーツ
ドキドキと不安、でも楽しみで幸せ
大復活祭の開催については「もちろんドキドキしてますよ。あっという間に終わっちゃうと思うので、思いっきり楽しみたいです」と目を輝かせる一方で、「16とか17歳の時に歌ってたナンバーをまたやるにあたって、体力は大丈夫かなということも真っ先に思いました。痩せるとかそういうことじゃなくて、そもそも動けるのかなって(笑)」とWAKANEさん。新城さんも「ワクワクも凄かったけど、不安もありましたね」と続ける。「頭の中ではめちゃくちゃ踊れてるんですけど、実際動いてみたら無理でした(笑)」。
元沖縄アクターズスクールチーフインストラクターの牧野アンナさんも参加した復活祭のリハーサルを振り返った新城さんは、「目の前にいるアンナさんの目が怖くて見れなくて、鏡越しに見てたんですけど(笑)」と笑う。「武道館とか、大きい所でのステージの時のピリッとした気持ちを思い出して、緊張感もありますけど、それも含めて本当に幸せな気持ちになっています」と噛み締めた。
冒頭で触れたリハーサルは、WAKANEさんの来日に合わせて行われた“ウェルカム・リハ”で、牧野さんは不在だったものの、約30人のメンバーが集まった。久しぶりの再会でメンバーたちが先輩に「◯◯ねーちゃん!久しぶりー!」と言いながら笑顔で抱き合う光景が、何だか沖縄っぽくて微笑ましかった。
練習に入ると、入念に立ち位置を確認しながら手拍子や楽曲に合わせてそれぞれの動きや全体フォーメーションをチェックし、アグレッシブなダンスを何度も繰り返す。強靭なビートに合わせる、というかぶつかって挑んでいくようなメンバーたちの猛々しい動きは、見てるだけで元気をもらえるし、体も動き出しそうになる。
ダンスパフォーマンスはもちろん、合間で交わす細かいやりとりなどからも、メンバー同士のつながりや一体感みたいなものが空気を通して伝わる。
「中高生のときは振付練習やテレビのお仕事もさせてもらってて、学校では彼氏・彼女どころか友だちも満足に作ることが出来なかったんですよ。そんな中、アクターズでずっと時間をともにしてきたメンバーは仲間、と言ってもちょっと言葉が軽くて、“戦友”みたいな感覚だと思います」(WAKANEさん)
「今の私たちにしか出来ない表現を」
本番に向けて、どのように気持ちを作っていくのか聞くと「勝手に気分も上がるし、あの頃に戻っていくんだと思います」とWAKANEさん。「みんなで鏡に向かって、曲が鳴った瞬間とかに、覚えてる映像や瞬間がフワッとよみがえってくる。ステージに立つ感覚もやっぱり体が覚えているものですからね」。大復活祭は1日限りのイベントではあるけれど、「これで終わりじゃなくて、見てくれる人たちや私自身の今後にもつながるような何かを伝えられたら、と思っています」と意気込んだ。
新城さんは「久しぶりに見に来てくれる皆さんは、B.B.WAVESのマックスの状態の時を耳が覚えていると思うので、なるべくそこに近づけるようにしようとは思っています」と語った上で、「今の私たちにしか表現できないこともあると思うので、後悔だけはしないように頑張りたいと思っています」と力を込めた。
「沖縄アクターズスクール大復活祭」は10月2日に開催する。会場のチケットは発売後10分で完売したが、配信チケットは販売中だ。出演者はMAX、島袋寛子、知念里奈、DA PUMP、三浦大知、B.B.WAVES、玉城千春(from Kiroro)。また、今回のイベントを記念したコンピレーション・アルバムが9月28日に配信リリースされた。MAXやSPEED、DA PUMA、Folderなどアクターズのアーティストたちによる楽曲29曲が収録されており、Apple MusicやSpotifyなど各種プラットフォームで配信中。
■関連リンク
☆アクターズスクールが1日限りの“大復活” 牧野アンナさんインタビュー(前編)
☆「アクターズ魂を感じてもらえたら」 牧野アンナさんインタビュー(後編)
☆沖縄アクターズスクール大復活祭 〜本土復帰50周年記念〜