日本女子プロゴルフ協会(ＪＬＰＧＡ)ツアーの開幕戦、「第37回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント(主催・ダイキン工業、琉球放送)が開催されるのに伴い、ダイキン工業の井上礼之会長と琉球放送の小禄邦男最高顧問は15日、沖縄県庁に玉城デニー知事を訪ね、同大会に協力を求めた。協力依頼には県文化観光スポーツ部の宮城嗣吉部長も同席した。

　今年の同大会は南城市の「琉球ゴルフ倶楽部」で、今月29日、3月1日に予選ラウンドを行い、同月2日、3日に決勝ラウンドを予定している。

　井上会長は「(大会は)今回で37年目。沖縄の方々に喜んでいただき、沖縄に来ることが少ない本土の財界人も喜んで来られる。沖縄の人が温かく迎えてくれることが続けられた理由だ」と述べた。

　その上で「沖縄の発展のために、喜んでいただけるものを企画し、続けられるだけ続けたいと思っている」と話した。

　また、小禄顧問は「沖縄の子どもたちは、ダイキンオーキッドで大きな夢を与えられた。(大会は)やればできるのだというものを与えてくれた」と述べて、例年の大会と同様に県と知事に協力を求めた。

　玉城知事は「大会は『沖縄の春』と女子ゴルフのスタートとして無くてはならないものとなった。県内では、さまざまな広がりとして定着している。スポーツ、女子ゴルフの醍醐味(だいごみ)を含め、今大会も最高の天気に恵まれ、開催できるようお祈りする」と述べて、表彰式などへの参加を快く引き受けた。