島々の芸能を披露「Heart of the Ryukyus 」

 
「Heart of the Ryukyus しまじまの芸能祭」のフィナーレで会場に向かってアピールする出演者の皆さん=1月13日、那覇市の文化芸術劇場なはーと

 沖縄の各地域で年中行事や祭りなどで行われる民俗芸能を紹介する「Heart  of  the  Ryukyus  ~しまじまの芸能祭~」(プロデューサー・宮本亞門氏)が、このほど那覇市文化芸術劇場なはーとで開催され、沖縄本島や宮古、八重山から5団体が出演し、地域で伝承する踊りや演舞などを披露した。

 舞台では、八重山地区から新城民俗芸能保存会が「前の渡節」を、沖縄本島北部から名護市大浦区が「ゼイ」、同南部地区から小城棒術保存会が「小城棒術」、同中部地区から伊集打花鼓保存会が「打花鼓」、宮古地区からは比嘉民俗芸能保存会が「比嘉クイチャー」を、それぞれ披露。会場から、盛んな拍手を受けた。

 同芸能祭をプロデュースした演出家の宮本亞門さんは、終演後の取材に応じ、「今回は演出はしていないが、沖縄が好きだという思いは、いっぱいある。地元で頑張っている方たちに光を当て、沖縄芸能の豊かさや、自然や人を思う気持ちを本土や世界に向けて広げていければと思う。本番を見て大感動した」と述べた。

進行役で会場を盛り上げる宮本亞門さん(右)と嘉数仁然さん(中央)ら=1月13日、那覇市文化芸術劇場なはーと

 その上で、生活に根差した芸能について、「舞台演出では創り上げられたものをやってきた。やはり、一番強いのは生活に根差した芸能や娯楽だ。そこに『祈り』が入っており、私自身は、非常に貴重で大切なものだと感じた」と話した。

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