アクターズ大復活祭直前! B.B.WAVESのリハに潜入してきた
- 2022/9/30
- エンタメ・スポーツ
「久しぶりー!」「元気だったー!?」と、賑やかな声が飛び交う。10月2日に開催される「沖縄アクターズスクール大復活祭」まで1週間を切った9月27日、とある練習スタジオで出演者のB.B.WAVESメンバーがリハーサルを行っていた。メンバーそれぞれに雑談をしつつ和やかムードが漂っていたかと思うと、楽曲が鳴り響いた瞬間にメンバーたちの表情は一変。タイトかつ運動量の激しい動きをこなし、目の前の鏡に真剣な眼差しを向けてダンスをチェックする。リハは午後早い時間から夕方まで続いた。
B.B.WAVESのメンバーはスクール生としてダンスを学んでいた当時はほとんどが中高生で、今現在も現役でダンスを続けている人もいれば、20数年ぶりにステージに立つ人もいる。メンバーの中から、WAKANE LUKE(ワカネ・ルーク)さんと、新城美幸さんにアクターズスクールでの経験から得たことや、大復活祭への意気込みを聞いた。
「限界を追求する」という経験
「アクターズスクールに在籍して特別な経験を得られたことには、本当に感謝しかないです。出会えた人たちももちろんですし、限界を超えるまで歌って踊って『常に極限の状態で取り組め』と教わることができたのは今振り返っても、とても良かったことだと感じています。もちろん当時はめっちゃ辛かったんですけど(笑)」
WAKANEさんはそう振り返りながら豪快に笑う。11歳の時にスクールに入って10年以上在籍し、その間にB.B.WAVESの歌担当「ソングチーム」のメンバーとして4~5年ほど活動した。現在はアメリカのカリフォルニアに住んで、通訳の仕事をしながらアーティスト活動を続けている。「アメリカの色んな場所で歌ったり、何かにチャレンジする時でも『限界を追求して一生懸命にやる』という心構えは、完全にアクターズで培ったものですね」
当時はスクール生が数百名在籍しており、クラス分けをした上で文字通り朝から晩までレッスン尽くしだったという。WAKANEさんと新城さんは自身のダンスの練習に加え、インストラクターとして子どもたちへのレッスンもしていたため、毎日1日中踊り通し。さらにその合間に、当時出演していたテレビ番組の振付をするなど、多忙を極めた。
新城さんは「常に全力を尽くす、というのは本当に心と身体に染み込みました」と思い返す。スクールに4年ほど在籍して、B.B.WAVESメンバーとして活躍し、アクターズを辞めた後はタレント・モデルの仕事を暫くしていた。「モデルの仕事をしていても、このくらいでいいかな、と思うようなことは絶対ありませんでした。1番になりたい、負けたくないという気持ちがずっとあって。その根底にある『一切力を抜きたくない』というメンタリティは、間違いなく“アクターズ魂”だと思っています」
そんな風に、いつでも全力を尽くして一生懸命に目の前のことに向き合ってきたからこそ、妊娠を機にモデル業を辞めた時には「後悔せずにあっさり辞められたんです」という。現在は公共機関の職員として働いている。