かかって気づいた!新型コロナ体験記-症状、医療、行政、保険
- 2022/8/2
- 新型コロナ・医療
自分が陽性者だと申請することで、このようにして必要な手続きなどが継続的にスマホに届くというのは、一元的で分かりやすい面がありました。MyHER-SYSでは、体調申告を通して健康状態を保健所が把握することに加えて、療養証明書を得ることができるので、自宅療養に係る医療保険などを受けることができます。
自宅療養が入院と同等の「みなし入院」扱いで、入院時保険が適用されるので、これもありがたかったことの一つです。思えば、初めて自分の意思で加入した民間保険の恩恵に預かれたような気がします。備えあれば憂いなしですね。
食欲が最後まで戻らない
いくら症状が改善傾向にあると言っても、最後まで戻らないのは食欲です。おかげで隔離期間の最初の1週間で3kgほど痩せました。ゼリーやおかゆ、スープ、野菜スムージーみたいな、ほぼ「栄養ある水分」みたいなものしか口にしていなかったので、トイレの大きい方に行く頻度が激減しまして、最終的にはおならが無臭になるという快挙を成し遂げてしまいました。口に入れたものが全吸収されてしまったというか、そんな感じです。
最初、症状のせいで嗅覚が鈍感になってしまったのかと思い、焦ってコーヒーを淹れて嗅いでみましたが、ばっちりいい香りがしました。ですので、僕のおならが無臭になったことが証明されたわけです。
食欲不振に関連して言えば、喉の炎症に起因したのか、喉の奥に大きな口内炎ができてしまっていました。それに気づくまでは炎症による痛みが続いているのかと思っていましたが、あまりにも痛みがピンポイントすぎるので、よくよく観察してみると大きな口内炎を発見したという次第です。僕はこれに気づくまで3日間もかかってしまったので、みなさんも似たような状況になったら鏡の前で大きく喉を開いて見てみてください。
周囲の助けに恩返し
コロナ療養中はたくさんの人から差し入れを頂いたりと、周囲の温かさに触れました。僕の場合は自宅近くに実家があるので、買い物などの面では両親にかなり世話になりましたし、これまた近くに住んでいる祖父からは焼き肉の差し入れがありました(胃腸の調子が戻ったら食べます)。
と同時に、近くに頼れる人が住んでいない場合は大変だろうなぁと思いを巡らせるきっかけにもなりました。日用品を届けるなどの行政的な支援はあるようですが、やっぱり気軽に頼める人がいるというのは心強かったです。ありがとうございます。
自分がかかってみて分かるんですが、新型コロナが感染症として「5類相当だ、やれ2類相当にしよう」とか言う前に「病気はツラいから周りのためにも予防しよう」というマインドになりました。頭が痛くて泣いている妻の姿は衝撃的でしたが、それでも「軽症」なんだなぁと思い知らされております。
早くマスクを取って白い歯を見せ合って笑う日々に戻ってほしいもんですよね。心置きなく飲み会もしたいしパーティーもしたいし海外旅行にも行きたいでしょう。「あの頃は大変だったね」と今の日々が懐かしいこととして話せますように。