かかって気づいた!新型コロナ体験記-症状、医療、行政、保険
- 2022/8/2
- 新型コロナ・医療
検査キットが購入できる薬局は沖縄県薬剤師会のHPでリスト化されています。売れきれている場合もあるので事前に電話して在庫の有無や本人以外の代理購入ができるかを確認した方が良いです。
実際はもっとたくさんの人が感染しているはず
僕は上述の①自宅で抗原検査、を選んだのですが、ここで気づかされるのは「県が発表する毎日の新規感染者数よりも、実際はかなり多くの人が感染しているだろう」ということです。
というのも、検査キットで陽性が出たとしても、そのまま県に報告しないで自宅療養したり、もしかしたらこれまで通りに外出を続けてみたりということが可能だからです。「沖縄県電子申請サービス」での申請も、スマホに慣れている人や文字入力が苦じゃない人にとっては数分で終わる作業ですが、自分でできない人も多いはずです。(スマホが苦手な僕の父はおそらくできない)。電話窓口もありますが、どちらにせよ、毎日報道される新規感染者数と比べて、想像以上に多くの方が感染しているように思います。
簡単にはいかない発熱外来
3日目あたりで妻の症状(頭痛や咽頭痛)が悪化したため、近所の病院に連れて行くことにしました。自宅隔離中ですが、医療を受けるためには仕方ないのでドライブスルー型の診察を受けることになります。しかし、どこの医療機関もパンク状態。発熱外来にかかろうと思っても少なくとも3~4時間待つことになりました。おそらくこの時間が一番長く感じた時間だったように思います。
病院によっては電話がつながらなかったり、通常の診察を取りやめて発熱外来に特化したりしているところもあったので、文字通りに「医療現場のひっ迫」を感じた出来事でした。
新型コロナの特効薬はないので、薬については発熱や鼻水といった、それぞれの症状に応じた薬が処方されました。
僕はといえば熱も下がり、症状のピークは越えているのですが、やはり全身の倦怠感には抗えません。能動的に頭を使うような仕事や作業を行うまでに体力が追い付いていかず、やろうとしてもすぐ汗をかいたりめまいがしたりして「中断した方がいいな」となってしまいました。ただ、ベッドに寝転がったまま映画を観てみたりといったことは可能でした。受動的に情報を受け入れるみたいなことは、あまりエネルギーを使わずにできるようです。
しかしすごい時代ですよね。月額1000円ぐらい払っておけば観つくせないほどの映画やバラエティに触れることができて、そうじゃなくてもYouTubeで無限に時間なんかつぶせますからね。「毎日ベッドの上にいても暇にはならない」という現象にも驚きです。世の中から「暇だ」という概念が消えてしまったかのようです。
自宅療養で入院保険
検査で陽性となったことを申請してから4日後ぐらいに、スマホのSMSで南部保健所から療養終了予定日のお知らせと、MyHER-SYS(新型コロナ健康状態入力フォーム)の案内が来ました。これが届くまでは正直「いつまで隔離期間なの?自分で10日間カウントしたらいいの?」みたいな困惑した状態だったので「あぁ、ちゃんと県への申請はできているんだな」と一安心でした。