「小児夜間救急の適性受診を」 沖縄県医師会などが呼び掛け 

 
(沖縄県庁)

 沖縄県医師会の田名毅会長らは26日、沖縄県庁で会見し、夜間の救急外来が非常に混雑しているとして、医療提供体制を守るために「小児の夜間救急」を適正に受診するよう呼び掛けた。

 田名会長は、「本当に緊急を要する患者さんへの対応が遅れることが懸念される」として▽緊急医療を必要としているかの確認▽かかりつけ医の活用▽♯8000(子ども医療電話相談)の利用▽応急手当の知識取得ーを求めた。

 県小児保健協会の宮城雅也会長は、県と作成した「子ども救急ハンドブック」をPR。「分かりやすく、非常に使いやすくなっている。活用してほしい。小児保健協会のホームページからダウンロードできる」と強調した。

 同席した玉城デニー知事も、県民に対して「貴重な医療資源を有効に活用するという観点から、やっぱり本当に必要な時に必要な医療を受けられるため、小児救急を守るための取り組みに対して協力してほしい」と述べた。

 会見では、「子どもが夜中に熱が出たら、親はパニックになってハンドブックまで考えが及ばないかもしれない。その場合はどうすれば良いか」との質問も出た。

 出席者は「♯8000は、24時間体制。パニックになった場合は、冷静に♯8000を利用してほしい」と答えていた。パニックにならないよう準備が必要だとの声も上がった。

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