「ちむどんどん」関連の限定酒類、各社続々発売

 

 NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』の放映を機に、関連した酒類商品が各メーカーから続々と発売されている。ちむどんどん=わくわくする、との意味に重ねながら、ビールで楽しく笑顔になったり、泡盛を通して文化を知ってもらおうとの狙いがある。

オリオン「笑顔で乾杯する機会を」

 オリオンビール株式会社(豊見城市)は5月20日、「オリオン ザ・ドラフト ちむどんどんカリーデザイン缶」を数量限定で発売すると発表した。缶デザインの中央には大きく「カリー!」と、沖縄で乾杯を意味する掛け声を文字にして配した他、「ちむどんどん ココロオドル乾杯を!」とのメッセージを盛り込んだ。三線や花笠、シーサーなど沖縄らしくかわいらしいイラストも散りばめられている。

 同社は「独自の歴史を歩んできた沖縄が今にいたるまで、オリオンビールは常に県民のちむどんどんする瞬間の側にありました。笑顔で乾杯(カリー)をする機会の創出に取り組んで参ります」とコメントしている。

泡盛でも続々

 忠孝酒造株式会社(豊見城市)は「横浜鶴見ちむどんどん泡盛ボトル」を4月に発売開始した。横浜市鶴見区は沖縄県出身者やその子弟が多く住む地区で、ドラマ「ちむどんどん」の放映を機に「『ちむどんどん』横浜鶴見プロジェクト」が始動。本商品はこのプロジェクトの一環で発売された。今年末までの発売で、オンラインショップの他、沖縄県内と横浜市内の店舗で発売している。

 その他泡盛関係では、まさひろ酒造株式会社(糸満市)が「ちむどんどん 海人玉」を、新里酒造株式会社(うるま市)が「ちむどんどん琉球」をそれぞれ限定発売するなど、関連泡盛が登場している。

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長濱 良起

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フリーランス記者。
元琉球新報記者。教育行政、市町村行政、基地問題の現場などを取材する。
琉球大学マスコミ学コース卒業後、県内各企業のスポンサードで世界30カ国を約2年かけて巡る。
2018年、北京・中央民族大学に語学留学。
1986年、沖縄県浦添市出身。著書に「沖縄人世界一周!絆をつなぐ旅!」(編集工房東洋企画)

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