久米島唯一のメガネ店が26日オープン OWNDAYS

 
プレスリリースより

 メガネ・サングラスの製造販売を手掛けるOWNDAYS株式会社(那覇市)は、久米島(久米島町)で唯一のメガネ店となる久米島店を26日にオープンさせた。メガネの購入や調整などはこれまで沖縄本島で行う必要があったが、アフターサービスも含めて島内で完結できるようになった。

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12カ国に約400店舗!メガネの「OWNDAYS」本社が那覇にある理由 | HUB沖縄

DX化を機に多様な地域で出店可能に

 OWNDAYSの店舗運営などの実質的な本社機能を持つ「株式会社オンデーズ」は東京にあるが、同社や海外法人なども含めてグループを取りまとめる「OWNDAYS株式会社」は沖縄にある。

 人口当たりの店舗数では全国でも沖縄が最多で、今回の久米島店が県内22店舗目となる。オリジナルフレームを約400本展示している他、視力測定は他の店舗同様、自社オリジナルの遠隔視力測定機で東京の専門スタッフが行うこともできる。

 OWNDAYSによると、久米島町は高齢化が進み潜在的なメガネユーザーが多いという。同社は久米島で出張販売を過去2回行ったものの、島内に店舗がないため迅速なアフターサービスが叶わなかった。一方で、コロナ禍を契機とした既存店舗のDX化が急速に進んだことで、離島の人々にも充実したサービスを届けられるようになったという。

「メガネの買い物難民ゼロを目指す」

 OWNDAYSは「離島で暮らす人々の中にはメガネが必要になった際、船で移動するか不定期開催のメガネ店による出張販売を待つしかない現状です。専門技術のデジタル化で店舗運営のランニングコストを大幅に削減していくことで、今まで出店が不可能であった地域への出店を実現していき、メガネの買い物難民ゼロを目指してまいります」とコメントしている。

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長濱 良起

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フリーランス記者。
元琉球新報記者。教育行政、市町村行政、基地問題の現場などを取材する。
琉球大学マスコミ学コース卒業後、県内各企業のスポンサードで世界30カ国を約2年かけて巡る。
2018年、北京・中央民族大学に語学留学。
1986年、沖縄県浦添市出身。著書に「沖縄人世界一周!絆をつなぐ旅!」(編集工房東洋企画)

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