3期目の本領発揮なるか

　松本氏は「3期目だから達成できる公約がある」「継続して取り組むことで浦添市はより高く飛び立てる」と、選挙戦では“3期目での本領発揮”に自信を覗かせ「やっぱりまつもと！」のキャッチフレーズで今後4年間への期待を求めた。

　終わらないコロナ禍での経済対策やキャンプキンザー跡地の西海岸開発など、大きな課題が横たわる松本市政。公約に掲げた軍港建設予定海域周辺の環境保全などを望む市民の声にもしっかり耳を傾けなくてはならない。

　当選後に松本氏は「満点ではなくても有権者に支持して頂いた」と話した通り「公約を破った」という批判が付きまとう。遊休化した那覇軍港の移設なき返還を、県・那覇市・浦添市が求めていくべきだとの声もある。当選翌日から松本氏には待ったなしだ。