玉城知事を表敬訪問 駐福岡中国総領事の楊氏
- 2024/4/19
- 国際
駐福岡中国総領事館の楊慶東(よう・けいとう)総領事(55)が18日、沖縄県庁に玉城デニー知事を初めて表敬訪問した。 3月に着任した楊総領事は、北京出身で駐モンゴル中国大使館で書記官、公使参事官などを歴任。昨年3月からは外交部渉外安全事務司公使参事官を務めていた。
玉城知事は、琉球王国時代からの沖縄と中国の関係性や、県が取り組んでいる「地域外交」について説明した。また、昨年7月に河野洋平元衆院議長が会長を務める日本国際貿易促進協会(国貿促)の一員として北京を訪問したほか、その後に福建省を訪れたことを述べた。尖閣諸島(石垣市登野城)の話題は出なかった。
楊総領事は、「昨年11月に、習近平国家主席と岸田(文雄)総理がサンフランシスコで、中日間の戦略的互恵関係を全面的に推進することを再確認した。近いうちに、福建省から代表団が沖縄を訪れることになっている。玉城知事と一緒に、これから両国、(福建省と沖縄県の)両省県の間で、新たな時代におけるエピソードを書いていきたい」と述べた。
懇談後、玉城知事から記念品として首里織りのテーブル飾りが、楊総領事からは中国を代表するマオタイ酒が贈られた。
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