革新系、分裂回避 れいわも候補者選考に参加 衆院沖縄4区
- 2024/4/17
- 政治
玉城デニー知事を支持する政党・政治団体などは17日、衆院沖縄4区における候補者選考会議の初会合を那覇市で開催した。れいわ新選組の代表も参加し、革新系の分裂は回避された。会議後、座長に選ばれた照屋大河県議(てぃーだ平和ネット)は会見して「候補者の一本化を図る。決まった候補者については、一致して応援していくことで確認した」と強調した。
衆院沖縄4区をめぐっては当初、「オール沖縄」勢力と「れいわ」側が選考委員会の設置と選考委員の選任を確認していた。その後、れいわ側が▽全会一致▽選考協議の基本的な公開▽公開討論会の実施ーなどについて確認したいとの提案を示し、選考協議の入り口論で調整が難航。れいわ側が選考協議に参加するかが注目されていた。
17日の会合に参加した、れいわ新選組の高井崇志幹事長は、記者団に「『全会一致』の解釈や定義は、引き続きの協議となる。ただ、全会一致を目指すべきだということは、われわれも強く主張したし、皆さんも同意していただけたと思っている」と語った。
また、参加者によると「全員が100%同意して決めるのか、ある程度協議して、その中で決まった人を全部で応援する全会一致の考え方もあるのではないか議論もあった」という。
照屋座長は「一本化を求める有権者の声がある。辺野古を柱に2014年以降、私たちはこの体制で進めてきた。これは変わらない。改めてそこを確認して、沖縄1区から4区まで全体で一致した選挙を戦い、辺野古を認めるような政治家を沖縄から送らない、反対を貫くメッセージを全国にも示していきたい」と語った。