訪中の玉城知事、李強首相と面談 国貿促の一員として

 
琉球国墓地遺跡を訪れた玉城知事(右端)(写真提供・沖縄県)

 沖縄県は5日、訪中している玉城デニー知事が日本国際貿易促進協会(国貿促・会長は河野洋平元衆院議長)の一員として、李強首相ら中国政府の関係者と北京の人民大会堂で面談したと発表した。玉城知事は沖縄と中国の交流を活性化するため、定期航空路線の復便やビザ申請手続きの緩和などを求めたという。

 また、玉城知事は沖縄県として日中の友好関係に貢献する意思伝え、李強首相からは知事の発言に対して賛意があったという。

 玉城知事は、3日から7日までの日程で中国を訪問している。4日には、国貿促の一行とともに王文涛商務部長と面談。沖縄・中国間のさらなる経済交流の発展に向けて、ともに取り組んでいくよう提案した。また、同日には県独自の日程として琉球国墓地遺跡を訪れて手を合わせた。

沖縄県庁

 県は地域の緊張を和らげようと、4月から「地域外交室」を設置。照屋義実副知事が6月に韓国を訪問したほか、知事による台湾訪問も計画されている。一方で、中国の習近平国家主席が中国共産党の機関紙、人民日報の1面で「琉球」に言及するなど、さまざまな意図が交錯しているようにも見える。

台湾の立法院議長は与那国島を訪問

 こうした中、台湾の游錫堃立法院議長は4日、船で与那国島を訪問し、「日華議員懇談会」の古屋圭司会長と面会した。船で与那国島と台湾を結ぶ結ぶ観光ルートの設置にも意欲を示したという。

 東アジアの十字路とも言える沖縄。来年1月には台湾総統選も控える。地域外交に乗り出した県が、周辺の利害や思惑とうまく向き合っていくことができるかも問われている。

(記事・写真(県庁) 宮古毎日新聞)

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