浦添市の松本市長「民主主義への挑戦だ」 安倍元総理への銃撃で

 
浦添市の松本哲治市長(2020年9月撮影)

 8日昼に奈良市内で安倍晋三元総理が銃撃され重体となっている事件を受けて、浦添市の松本哲治市長は「悲しくてショックです」と声を落とす。犯行に対して「民主主義への挑戦です。みんなで断固立ち向かっていかなければならない」と力を込めた。

 安倍元総理とは、米軍那覇港湾施設(那覇軍港)の浦添市への移設問題に関する面談の場などで幾度となく顔を合わせてきた。「菅義偉官房長官(当時)を窓口に、沖縄の問題解決を全面的に応援するという話をいつもしてくれていた。沖縄県内では基地問題で反発の声も強かったですが、自分の信念に基づいて国家運営をやっている人でした」と、心痛な声で語る。米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設についても「安倍政権が『辺野古が唯一の選択肢』とする中で、我々としても『断固抵抗か、断固協力か』を選ぶ覚悟を求められた。評価は分かれると思うが、前までの政権がこの問題をうやむやにしてきた中で、安倍さんも腹をくくっているという印象はありました」と振り返る。

選挙戦で「冷静さ呼び掛けたい」

 参議院選挙期間中の凶行で、SNS上では自民党に同情する声も広がる中「選挙の動向や結果についてはこの事件とは切り離すべきですし、選挙でヒートアップする中で(内部的にも)冷静さを保つよう呼び掛けていきたい」と話す。

 政治活動への影響については「沖縄には知名度のある政治家が演説などでどんどん入ってきます。我々としても(演説の)セッティングをして、有権者との写真撮影や握手などをやってきました。今後、知事や国会議員などの警備が強化されて、有権者と近い距離でのコミュニケーションは相当制限されるのではないか」と危惧している。

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長濱 良起

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フリーランス記者。
元琉球新報記者。教育行政、市町村行政、基地問題の現場などを取材する。
琉球大学マスコミ学コース卒業後、県内各企業のスポンサードで世界30カ国を約2年かけて巡る。
2018年、北京・中央民族大学に語学留学。
1986年、沖縄県浦添市出身。著書に「沖縄人世界一周!絆をつなぐ旅!」(編集工房東洋企画)

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