沖縄での修学旅行実施を「お願い」 各都道府県知事ら宛てに文書

 

 沖縄県の玉城デニー知事は、25日付で各都道府県の知事・教育長、政令指定都市の教育長に宛てて「沖縄での修学旅行の実施について(お願い)」との文書を出した。同日、沖縄県のHPで公開した。

 「万全の受入体制と最大限のおもてなし『うとぅいむち』の心でお迎えすることをお約束いたします」と修学旅行の実施を呼び掛けている。ウィズコロナ社会で感染拡大を抑えながらも、積極的に県外からの観光誘致を行う沖縄県の姿勢を明確にした格好だ。

学校へのメリットを具体的に列挙

 文書では、沖縄での修学旅行が貴重な思い出と有意義な教育活動になるとし、学校にとってのメリットを複数打ち出した。

「独自の歴史・文化、自然環境などのテーマを通じたSDGsの学習が可能です」
「『命どぅ宝』を大切にした沖縄の人々の心・歴史を学ぶことで、平和の尊さや世界各地の紛争、内戦等に苦しむ方々を『自分ごと』として捉える大切な機会になる」
「海水温の上昇等によるサンゴの白化や海洋プラスチックゴミの問題といった、環境学習のテーマとなるような素材が豊富にあります」と挙げている。

 感染症対策として、那覇空港での体調不良時の窓口となる「旅行者専用相談センター沖縄」の設置、24時間体制での電話相談、診察や検査を受けられる医療機関の紹介をするコールセンター設置など、受け入れ態勢の整備を今年度も継続して行うことに言及。さらに沖縄県独自の対策として、修学旅行中に新型コロナの濃厚接触者となった生徒や保護者に宿泊費や交通費などを支援する「修学旅行緊急時支援事業」も案内した。

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長濱 良起

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フリーランス記者。
元琉球新報記者。教育行政、市町村行政、基地問題の現場などを取材する。
琉球大学マスコミ学コース卒業後、県内各企業のスポンサードで世界30カ国を約2年かけて巡る。
2018年、北京・中央民族大学に語学留学。
1986年、沖縄県浦添市出身。著書に「沖縄人世界一周!絆をつなぐ旅!」(編集工房東洋企画)

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