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東大合格請負人の灘校元教員が沖縄の芸能事務所に所属する理由
- 2021/11/16
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―なぜ、どういった経緯でオリジン・コーポレーションに入ることになったんですか?
「僕が聞きたいぐらいですよ(笑)。もともとよく知っていた沖縄の大型書店の店長に挨拶する機会が4月にあって『灘校を辞めました。これからは文章を書いて生きようと思っています。沖縄にも今まで以上に来ることになりますよ』と話したら、店長が『じゃあ沖縄で知り合いを増やした方がいいので、オリジンに入ったらいいですよ』と(笑)。それから、お店のバックヤードでオリジン・コーポレーション代表の首里のすけさんとお会いしたのが始まりです。6月か7月ぐらいでしたかね」
―なぜ入所を決めたのでしょう?
「面白そうだからです。『やったことがない』というだけで、やる価値はあるじゃないですか。今までFM宝塚でラジオ番組をやっていたこともあるので、興味はありました」
―オリジン・コーポレーションはどんな活動をしていくんですか?
「人前でしゃべることや文章を書くことはできるので、まだまだ発展途上ではありますが、脚本などにもチャレンジしてみたいです。自分がどういうことをできるのか、という部分も含めて、少なくともこのようなお話を頂けているという点で『やったことないからやってみよう』という気持ちです。やっているうちに流れができれば。お笑いのステージは無理です。そんな難しいことはできないと思います」
「沖縄の人たちに『外に出て視野を広げる楽しさ』を伝えられたらと思います。公務員になるのも素敵ですけど、僕みたいな(一風変わった)人生も良いですよ、と。大学出て、内定出たところに就職して、そのあとは『我慢する』という人もいると思いますが、そうなるぐらいだったらもう一回人生をやり直してもいいぐらいです。夢や興味に向かってスキルを上げていると、どの企業も人材不足の今の時代、どんどんチャンスが広がりますから」
―作家活動などでオリジン・コーポレーションと提携する意義はどこにありますか?
「今までやったことのない活動を通して知り合いを増やしたいですよね。文章を書いて生きていきたいので、沖縄でいろんな人に自分のことを知ってもらって、僕の本や絵本を読んでもらえたら、と思っています」
木村さんは近く、日英バイリンガル絵本『あなたのちからになりたくて』を日本のみならず海外でも出版する予定だ。