沖縄VTuber・根間ういが新曲MVにこっそり潜めた平和の願い
- 2022/10/5
- エンタメ・スポーツ
沖縄のご当地VTuber・根間ういがこのほど、沖縄の県魚「グルクン」(和名:タカサゴ)をテーマにした楽曲「ぐるくんのうた」をデジタルリリースした。同楽曲のミュージックビデオはYouTubeで公開されている他、那覇市の県庁前交差点の大型ビジョンでも連日放映されている。ミュージックビデオの映像や歌詞には、平和や多様性の大切さを訴えかけるメッセージがそれとなく散りばめられており、謎解き要素としても楽しめる仕掛けが施されている。
歌詞中のフレーズ「赤と青のぐるくん」は、海中では青いのに釣り上げられると赤くなるグルクンを、「名前の違うボク」は、沖縄名ではグルクン、和名ではタカサゴと呼ばれていることをそれぞれ意味しており「一見違うものとして捉えられるけど、実は同じで分かり合える」というような気持ちを込めて「ピース!世界中一緒に!」という歌詞に繋がっている。
終戦記念日の8月15日にリリースされた同曲。ミュージックビデオの1分50秒地点に出てくるパソコンのチャット画面を模したイラストでは、縦読みすると「戦争やめて」との文章が隠されており、ロシアのウクライナ侵攻など今も世界各地で続く戦争や紛争に対して“ストップ”の意志を込めている。MVには世界各地の名所の絵が次々と登場。聖ソフィア聖堂(ウクライナ)やバイカル湖(ロシア)も含まれており、「世界は一つ」のメッセージの下、平和を願う。
同楽曲のメインキャラクターである「ぐるくん」は根間うい自身がデザインを手がけたもので、バッグやTシャツ、文具など各種グッズを那覇市・国際通りのショップに展開している。根間ういのマネジメントを行う株式会社あしびかんぱにーの担当者は「観光客を中心に売れ行きが好調です」と話すなど、沖縄土産の定番化を目指す考えだ。