ハンド五輪日本女子代表アナリスト嘉数氏が視る沖縄ハンドの未来

 

 東京オリンピックでは、格上の強豪国相手にもぎ取った歴史的な勝利の歓喜、そして決勝トーナメント進出があと一歩で叶わなかった悔しさ、これらすべてを多くの日本のサポーターと共有することができました。こうした努力と結果を一つ一つ積み上げ続けていくことこそが、日本ハンドボール界のさらなる躍進へとつながるに違いありません。

沖縄から世界を見据えてほしい

嘉数陽介さん(左)とウルリック・キルケリー女子日本代表監督(嘉数さん提供)

 そしてさらに、今回の男女日本代表には沖縄出身の2人の選手とアナリストの嘉数さんが選ばれ、チームの中心的な存在として輝かしい活躍を見せてくれました。沖縄のハンドボール関係者のほか、何よりハンドボールに打ち込む沖縄の子供たちの目に、彼らの姿は深く印象付けられたことでしょう。

「今回は縁とタイミングにも恵まれて、オリンピックという舞台に携わることができました。この貴重な経験を生かし、今後は指導者としての道を究めていきたいと考えています。沖縄の子供たちも、努力を続ければ、世界と渡り合えるチャンスが必ず巡ってくると信じて頑張ってほしいです」

 沖縄でハンドボールを学んできた彼らが、世界に堂々と挑む姿。ハンドボールへの地道な努力が、きっと世界の頂点につながっているというメッセージを、彼らの姿から多くの沖縄の子供たちに受け取ってほしい。そして、たくさんの子供たちが成長し、日本代表を牽引し、世界の頂点に仲間入りする日もそう遠くはないと信じてやみません。

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嘉数松悟

投稿者記事一覧

元文部科学省職員、個別指導塾「Class K」代表。
2009年、沖縄県教育庁生涯学習振興課に配属、県立図書館事業や体験活動の推進などに携わる。2014年に文科省へ転籍。専門学校制度や高卒認定試験の担当係長を務める。沖縄県の教育課題に現場の視点で取り組むべく、2021年に帰沖。
1986年、浦添市出身。琉球大学理学部卒。1児の父。

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