「ペットはモノじゃない」迷い犬猫情報をインスタで発信
- 2021/3/17
- 暮らし・子育て
「関係性と責任のあり方考えて」
2020年に入ってコロナ禍になると、いわゆる「Stay Home」で家にいる時間が長くなり、ペットと時間を過ごすために購入者が一時的に増えた時期があった。ペットショップの仕事現場で、上地さんは購入者の責任の欠如を痛感する場面も目にした。
「コロナでほんの一瞬だけブームになった時、買ったワンちゃんを3日で返しにきた人もいました。コロナじゃなくとも、“返品”しにくる人は結構います。首輪をつけたまま逃してそのまま探さない飼い主もいたりします。ペットはただの“品物”ではないです。ちゃんと命がある。きちんとそのことまで分かってお家に迎え入れるべきです」
宮城さんは「私は自分の愛犬と楽しく暮らしているけれど、一方で檻の中で保護されているこたちがいることも考えると、心が痛くなります。本当はみんな面倒みたいんですけど、当然現実的に難しいです」と話す。
「エサをあげることだけが世話をすることじゃなくて、ちゃんと看取る覚悟と心構えを持つのがペットを飼うためのモラルの最低ラインだと思います。ワンちゃんやネコちゃんとの関係性、責任のあり方にちゃんと意識を向けてほしいです」
うえみやさんのインスタには、今日も不安げな眼差しの犬や猫の写真が並んでいる。