新型コロナ2,366人、沖縄県内の新規陽性者4ヶ月ぶり2,000人超
- 2023/1/5
- 新型コロナ・医療
沖縄県は5日、2,366人の新型コロナウイルス新規陽性者を確認したと発表した。前日は1,035人で、前週木曜の1,439人と比べて927人の増加。新規陽性者が2,000人を超えるのは昨年9月以来で、4ヶ月ぶりとなった。県によると、病床使用率は35.2%で重傷者の病床使用率は10.2%。陽性者の累計は54万8,682人。米軍関係者の新規陽性者数は8人という。
玉城デニー知事は同日の会見で「増加傾向が昨年から1ヶ月以上続いており、今後の感染状況を十分警戒する必要があります。病床使用率は沖縄本島圏域が39%で高く、今後逼迫につながらないように注意する必要があります」と呼びかけた。
また、インフルエンザの流行の兆しも指摘されていることにも触れ、「一部の医療機関では、インフルエンザ患者がコロナ患者を上回っている状況も確認されいています。今後、高齢者などの重傷者リスクの高い人たちが受診しにくくなることも予想されます」と重ねて注意を喚起した。
さらに、来週以降は成人式関連の集いや記念式典の開催が各市町村で予定されていることから、参加予定者は体調管理を十分にすること、事前の陰性確認、風邪の症状が少しでもある場合には外出を控えてもらうよう呼びかけた。
加えて過去2年間の県内で、年末年始期間中に20代を中心に感染が急増・拡大した傾向にあるデータを示しながら、「3密の回避と十分な換気、場面に応じたマスクの着脱、手指の消毒など、基本的な対策を確認・徹底してほしい」とし、新型コロナとインフルの同時流行への警戒を繰り返しアピールした。
成人式の延期や中止については、「対策本部での言及はありませんでしたが、それぞれの市町村や主催者において、入り口で検温・消毒をして換気やマスク着用について、とれる対策については出来るだけ協力してほしいと思います」とコメントした。