【沖縄県知事選】下地氏が総決起大会「政府頼らず県民の力で」

 

 9月11日投開票(8月25日告示)の沖縄県知事選挙に出馬を予定している元郵政民営化担当相の下地幹郎氏の総決起大会が8月24日、那覇市の県民広場(県庁前)で開かれた。テーマカラーのオレンジのハチマキを身に付けた支持者が、県民広場とその向かい側のパレットくもじ前交通広場に集まり、下地氏の決意や呼び掛けの言葉に拍手や声援で応えた。下地氏は政府に頼らずに沖縄県民の力で課題解決や沖縄の発展を実現させることなどを主張し、支持を訴えた。

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「全て沖縄県民の力でできる」

 オレンジ色のスーツとネクタイに身を包み、さらにオレンジ色の花束を手にし、街頭の支持者らに挨拶をしながら登場した下地氏。選挙カーの壇上から支援に対する感謝の言葉を述べた後「私はこの選挙戦で、夢の伝道師として、夢のような話を全ての県民にお話をします」と切り出した。

 下地氏は、子どもの教育の完全無償化や鉄軌道の設置、子どもの貧困問題の解決などの政策に言及した後「全て沖縄県民の力でできるんです。東京の力や予算を借りて、それらの夢を実現するのではない。沖縄県民の力と、下地幹郎のリーダーシップで全ての夢を実現していくんですよ」「沖縄を沖縄の人に取り戻して、次の世代に渡していかなければ、私たちは『東京の支店や営業所』になってしまいます」と呼びかけ、財源面も政策面も沖縄の人々が主体となって実現させることを説いた。

 さらには「経営者の中には、国からの予算がなければ沖縄経済や会社がうまくいかないと悩んでいる人たちがいます。沖縄が本当に自分たちでしっかりと歩ける姿を見せて、『国がなければ大変だ』とマインドコントロールされてしまったという人たちを、一歩一歩私たちの仲間に入れていこうじゃありませんか」と声を大にした。

 米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設問題については「子供の貧困や経済の危機など、全てはこの問題から生まれています。この問題を解決しないで、沖縄の新しい一歩が進めると思いますか?『辺野古の賛成反対』という言葉は、もう過去のものにしなければならなりません。皆さん、その作業を一緒にやりませんか?」と語りかけると、支持者からは拍手が巻き起こった。

 また、若い世代へ将来を託していくことを強調し、「政策を説くのではなくて、次はZ世代(主に1990年代半ば〜2010年代生まれの世代)の人々の話をゆっくり聞いて、まとめることが私の役割かもしれません。もう下地幹郎も出しゃばりませんよ」と話した。

 スピーチの最後は「みんな、沖縄変えようぜ!もっと大きな声で、心の底から叫ぼうぜ!次の世代のために頑張ろうぜ!やるぞー!皆さんを愛してます!沖縄を愛してます!」と絶叫して締めくくった。

若者代表「ゆいまーる精神で戦おう」

下地氏(左端)への支援を呼び掛ける金城篤正さん(右から2人目)

 大会の冒頭には、當山護選対本部長が挨拶した。医師である自身の立場から「人の体は新陳代謝で変わっていきます。基本的には人の心や体は変化するんです」と前置きした上で「中には『下地幹郎の政治姿勢はコロコロ変わるじゃないか』と言う人もいるとお聞きしています。しかし、人は成長して変わって、素晴らしい経験をして、沖縄を変えていきたいという姿になっていくんです」と話した。

 終盤のガンバロー三唱では、次世代を代表して金城篤正さん(24)が「僕たちZ世代は、下地幹郎にこの4年間を託したいと思います。みんなでゆいまーる精神を持ってこの選挙を戦っていきましょう」と呼びかけた。

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長濱 良起

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フリーランス記者。
元琉球新報記者。教育行政、市町村行政、基地問題の現場などを取材する。
琉球大学マスコミ学コース卒業後、県内各企業のスポンサードで世界30カ国を約2年かけて巡る。
2018年、北京・中央民族大学に語学留学。
1986年、沖縄県浦添市出身。著書に「沖縄人世界一周!絆をつなぐ旅!」(編集工房東洋企画)

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