復帰記念映画『みんなの島』出演者募集 宮古島など舞台に

 

 沖縄県の宮古諸島を主な舞台とした、沖縄の日本復帰50年を記念した映画『みんなの島』(監督・大橋孝史、制作・株式会社ABC)が制作される。宮古島、多良間島、水納島を中心に、一部沖縄本島や東京都内でも撮影される予定で、制作チームは出演者オーディションへの参加者を募集している。

 宮古島の人々や移住者によって企画されたという本作品は、宮古諸島を東京から訪れた小学1年生の男の子の視点を通して描かれていく。沖縄で生まれ育った人、宮古島のビーチの環境保全に取り組む人、訳あって東京から帰郷していく人など、さまざまな人々から見て感じた「沖縄」を描くヒューマン映画だ。

 撮影はことし10月に約10日間行われ、11月に完成する予定。沖縄県内での先行上映や国内外の映画祭出品を経て、2023年秋に全国で順次公開される。

 オーディションの募集対象は、5~90歳の男女で、プロアマは問わない。主役級の選考も視野に入れており、さまざまな役を幅広い層から募る。

 応募はプロフィール(住所、氏名、年齢、連絡先など)、写真2枚(全身・上半身)をメールにて提出し、8、9月のうち1日を使って沖縄か東京のいずれかで対面オーディションを行う。

 詳しい応募方法や問い合わせは、東京オーディション希望者はモバコン株式会社(info@mobacon.but.jp)、沖縄オーディション希望者は株式会社NO3プロ(info@no3pro.co.jp)まで。

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長濱 良起

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フリーランス記者。
元琉球新報記者。教育行政、市町村行政、基地問題の現場などを取材する。
琉球大学マスコミ学コース卒業後、県内各企業のスポンサードで世界30カ国を約2年かけて巡る。
2018年、北京・中央民族大学に語学留学。
1986年、沖縄県浦添市出身。著書に「沖縄人世界一周!絆をつなぐ旅!」(編集工房東洋企画)

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