琉球コラソン3連敗、ホーム開幕戦白星で飾れず 日本ハンドボールリーグ

 
チームトップの7得点を挙げた仲程海渡=7月18日、沖縄市体育館(長嶺真輝撮影)

 日本ハンドボールリーグ(JHL)男子の琉球コラソンは18日、沖縄市体育館で北陸電力と今季第3戦を行い、28-32で敗れた。2022-23シーズンのホーム開幕戦を白星で飾ることはできず、開幕3連敗となった。現在の順位は12チーム中10位。次戦は7月23日午後2時から、佐賀県のSAGAプラザ総合体育館でトヨタ紡織九州と対戦する。

終盤2点差まで詰め寄るも 決定力欠く

豪快なシュートを放つ佐藤草太

 試合開始から2点を先制され、序盤からミスが目立つコラソン。なかなか1点目を挙げられないもどかしい状況が続いたが、流れを変えたのは13年ぶりにチームに復帰した最年長の46歳、田場裕也だ。

 4分31秒、個人技から相手の意表を突いたシュートでゴールを射抜く。さらに得点を重ねて2-2の同点に追いついた。ここから試合は一進一退の展開に。田場は前半だけで4得点を奪い、コラソンが1点リードで折り返す原動力となった。

 勝負の後半。点差を引き離したいところだったが、全体的に小柄なコラソンは相手にポストを支配され始める。連続4得点で逆転を許すと、徐々に流れは北陸電力へ。田場も激しいマークで対応され始めて前半のような活躍はできず、残り約10分で最大5点差まで付けられた。

7メートルスローを放つ東江太輝主将

 一時は仲程海渡の速攻などで2点差まで詰め寄ったが、その時間帯が後半唯一のハイライトとなった。右サイドからの得点が伸びなかったことに加え、最後まで相手のポストも崩せず、決定力不足で逃げ切られた。

 「僕が審判と戦ってしまい、メンタルを崩してコントロールできなかった」。試合終了後、そう反省を口にしたのは東江太輝主将。チーム全体として安定感を欠き、簡単に点を許す時間も多かった。昨季から主力が抜けたこともあり「まだチームとして成熟できていない」とも。最後は「できることからしっかりやっていきたい」と前を向いた。

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