参院選沖縄区 金城氏、河野氏、山本氏の主張は

 
参院選沖縄選挙区への立候補を表明している(左から)幸福実現党の金城竜郎氏、参政党の河野禎史氏、NHK党新人の山本圭氏 ※金城氏、河野氏は公式サイトより、山本氏は公式Twitterより引用

 参議院議員選挙(6月22日公示、7月10日投開票)沖縄選挙区で立候補に向けて具体的な動きを見せているのは、21日時点で5人。政党や団体の後ろ盾があり、政治や行政の経験があるという点で“一騎打ち”と評されるのは、無所属現職の伊波洋一氏(70)と、自民公認、公明推薦で新人の古謝玄太氏(38)だ。
 他に立候補を予定しているのは、表明順に幸福実現党新人の金城竜郎氏(58)、参政党新人の河野禎史氏(48)、NHK党新人の山本圭氏(42)。3氏はどのような政治信条があるのかを、それぞれの公式動画での主張を元に紹介する。

幸福実現党・金城氏 先島の防衛力強化など主張

公式サイトより

 幸福実現党の金城氏は6月3日に行われた事務所開きのあいさつの中で、先島(宮古・八重山地方)への自衛隊配備によって、対中国を見据えた防衛力強化を伴う安全保障を強く主張している。

 さらに、ロシアとの平和条約の締結や、ロシアとウクライナの停戦仲介を政府に求めるとし「ロシア、北朝鮮、中国、パキスタンという核保有国、さらにイランも核開発をしています。こういった国々がつながっていった時に、はっきり言って世界大戦の構図が出来上がってしまう。その時に一番危険なのは日本、沖縄だ」と述べた。

 経済政策については、生活困窮世帯への救済措置として「赤字国債発行で借金してお金をバラマキ支給するのではなく、消費税減税やガソリン税の一時免税でより多くの金額を支援するべきだ」とし、「生活困窮世帯への援助については、宗教政党として最も考えなければならない」と話した。

参政党・河野氏 中高生が命を絶つような社会を変えたい

公式サイトより

 「投票したい政党がないなら、自分たちでゼロからつくる。」「DO IT YOURSELF !!」をキャッチフレーズにする参政党は、2020年に結党し、参院選としては初めての候補者を擁立する予定だ。

 河野氏は福岡県警の元警察官で、沖縄県警にも2年間出向経験がある。6月3日に沖縄県庁記者クラブで行った会見で河野氏は「警察官時代に若者が自殺した現場に行った。中高生の若者が命を絶つ社会は根本的に政治が悪いのではないのか、と怒りが湧いてきた」と、自らが立候補することに踏み切ったことを説明した。

 基地問題については「今までの選挙では容認・反対の二分論ばかり訴えられてきたと思います。私はどちらかと言えば、〇か×か、白か黒か、というような、県民を二分する形を取りたくない。(政治的に)右にも左にも良い考えはある。それらを合わせて、参政党の理念である『大調和』を実現して、県民の声を一つにしていきたいと思っています」と述べた。

NHK党・山本氏 「NHKをぶっ壊す!」のワンイシュー

公式Twitterより

 2019年の参院選以来、政党要件を満たしているNHK党は「NHKをぶっ壊す!」のスローガンのもと、受信料支払い拒否などNHKに対するワンイシュー(1つの争点)を掲げる政党だ。

 山本氏は6月11日に沖縄県庁記者クラブで開いた出馬会見で、出馬の経緯について「れいわ新選組の山本太郎さんと同姓同名だとの理由で、夫がNHK党の立花孝志党首から比例代表への出馬の打診を受けました。その時に、NHK党からは沖縄に予定候補がいなかったので、私でどうかな、と思ったのがきっかけです。最初は本当に、それぐらいの気持ちで出馬に至りました」と説明した。

 公約については「NHK党ですのでもうワンイシューです。NHKの集金に関するいろいろなことを、今後手伝わせていただければと思っております」と述べた。

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長濱 良起

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フリーランス記者。
元琉球新報記者。教育行政、市町村行政、基地問題の現場などを取材する。
琉球大学マスコミ学コース卒業後、県内各企業のスポンサードで世界30カ国を約2年かけて巡る。
2018年、北京・中央民族大学に語学留学。
1986年、沖縄県浦添市出身。著書に「沖縄人世界一周!絆をつなぐ旅!」(編集工房東洋企画)

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