GWの沖縄訪問、昨年の2.6倍に OCVBが見通し

 

 沖縄県の観光振興などを担う県の外郭団体「沖縄観光コンベンションビューロー」は4月28日、ゴールデンウィーク(GW)期間中の入域観光客数が約21万3000人になるとの見通しを発表した。昨年度同時期の約8万2000人に比べると2.6倍に上っており、まん延防止等重点措置や緊急事態宣言のない“旅行可能のお墨付き”が数字に表れた格好だ。

離島便が好調

 GW期間を4月29日から5月8日としている。羽田空港と県内各離島を結ぶ直行便の予約率は70%台で、堅調だという。ホテルの稼働率についても宮古・石垣地区が沖縄本島地区に比べて高くなっている。

依然としてコロナ前の半数程度

 今年度の4~6月の3カ月間(第一四半期)での入域観光客数の見通しは4月が約44万人、5月が約37万人、6月が約38万人の計約119万人。沖縄県人口の約146万人に届きそうなほどの人出となることが予想されている。

 コロナ禍以前で、国内外から多くの観光客が訪れていた2019年度には、4~6月に約246万人が訪れていた。今年度は当時の半数程度に持ち直す形だ。

5月以降は回復の見通し

 沖縄観光コンベンションビューローはホテルや航空会社からのヒアリングを基にしながら「ウィズコロナにおける経済活動再開の動きが活発になっている。特にGW明けに実施が予定されているGO TOトラベルキャンペーンにより5月以降の入域客数は回復する見通し」としている。


長濱 良起

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フリーランス記者。
元琉球新報記者。教育行政、市町村行政、基地問題の現場などを取材する。
琉球大学マスコミ学コース卒業後、県内各企業のスポンサードで世界30カ国を約2年かけて巡る。
2018年、北京・中央民族大学に語学留学。
1986年、沖縄県浦添市出身。著書に「沖縄人世界一周!絆をつなぐ旅!」(編集工房東洋企画)

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