ウクライナ支援で基金設立 沖縄科学技術大学院大学と同財団

 
OIST提供

 沖縄科学技術大学院大学(OIST、恩納村)と沖縄科学技術大学院大学財団(OIST財団、米国ニューヨーク)は10日、ウクライナから科学者や学生を一時的な人道的措置として受け入れることなどを目的に基金を設立すると発表した。

 基金の名称は「ウクライナ科学者及び学生支援基金」で、ウクライナ難民に対しての、
①科学者および学生を一時的な人道的措置として招聘
②家族の受け入れ
③精神保健関連サービス
に使用される。さらに、
④OISTに在籍するウクライナ人学生および研究者への緊急支援
⑤ウクライナ情勢に関し、OISTコミュニティに対する研修などでの支援
⑥OISTの研究者がウクライナの科学・学術機関の再建支援時に必要とする支援
も行う。

 OISTのピーター・グルース学長は同大学のウェブサイトで「科学はグローバルなものです。このような状況下において、これまで以上に科学界の団結が求められています。私たちは、国際的な科学コミュニティの一員である誇りを持って、科学コミュニティに属する世界中の方々を支援する責任があると考えています」とコメントしている。

 OISTは基金への寄付も呼びかけている。詳細は寄付申込ページまで。


長濱 良起

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フリーランス記者。
元琉球新報記者。教育行政、市町村行政、基地問題の現場などを取材する。
琉球大学マスコミ学コース卒業後、県内各企業のスポンサードで世界30カ国を約2年かけて巡る。
2018年、北京・中央民族大学に語学留学。
1986年、沖縄県浦添市出身。著書に「沖縄人世界一周!絆をつなぐ旅!」(編集工房東洋企画)

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