沖縄県立学校の部活動、条件緩和 合宿や遠征可能に

 
沖縄県庁

 沖縄県教育委員会は11月25日、県立学校の部活動での新型コロナウイルス対策についての方針を変更し、各県立学校長へと通知した。県内外への合宿・遠征が「感染症対策を十分に講じること」を条件に認められた。また、これまでは部活動の練習時間を「平日2時間以内、土日祝日は3時間以内」とされていたが、今回の変更で「平日2時間程度、土日祝日は3時間程度」と練習時間の制限が緩和されるなどした。

 今回の緩和は、沖縄県の警戒レベルが第2段階となり、県の対処方針が変更されたことを受けた。

 変更前は「同居の家族に風邪などの症状がみられる場合も(部活に)参加しないよう徹底すること」としていたが、変更後は「『地域の感染レベル1』の学校においては、同居の家族に風邪などの症状が見られる場合でも、生徒や指導者本人の健康状態が良好であれば参加することができる」とした。感染レベルが1の地域は、11月26日時点で沖縄県内全地域となっている。

 部活動前後の飲食については「控えるように特に指導を徹底すること」⇒「控えること」との変更がなされた。

 今回の変更で廃止された項目もある。「多数の生徒が集まり呼気が激しくなるような運動・大声を出すような活動などは、密集せずに距離を取って行うことができる活動に変更するなどの工夫をすること」という項目が廃止された。

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長濱 良起

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フリーランス記者。
元琉球新報記者。教育行政、市町村行政、基地問題の現場などを取材する。
琉球大学マスコミ学コース卒業後、県内各企業のスポンサードで世界30カ国を約2年かけて巡る。
2018年、北京・中央民族大学に語学留学。
1986年、沖縄県浦添市出身。著書に「沖縄人世界一周!絆をつなぐ旅!」(編集工房東洋企画)

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