ノーベル賞教授も惹き付けるOISTを知るチャンス!11月12日にサイエンスフェスタ

 
(OIST提供)

 沖縄科学技術大学院大学(OIST、恩納村)は11月12日、キャンパス内にある講堂で「サイエンスフェスタ2022」を開く。2年ぶりの対面開催となり、オンラインで参加することもできる。入場無料。普段入ることができない研究室のオンライン見学や、研究者によるサイエンスショーが楽しめる。

 今月3日に古人類学の世界的権威であるスバンテ・ペーボ客員教授がノーベル生理学・医学賞を受賞し、著名な研究者を惹き付ける能力があることを示したOIST。その施設や研究内容の一端に触れる良い機会になりそうだ。

ラボツアー、雲中体験も

科学マジックショーの講師を務めるOIST学生のブルミス・テオドロスさん(OIST提供)

 当日は午前10時~正午、午後2~4時の2回に分けて開催し、それぞれ定員は300人。事前予約が必要。申し込みの締め切りは10月30日となっており、応募者多数の場合は抽選となる。オンラインでの参加も事前登録を推奨している。いずれもOISTウェブサイト(https://groups.oist.jp/ja/science-festival)から。

 講堂内の大画面を通し、OISTの研究員や学生が研究室を案内するオンラインラボツアーでは、研究室で行われている実験内容や設備の一部を知ることができる。所属している科学者に直接質問することも可能だ。

 その他、液体窒素を使って雲中にいるような体験ができる実験や、標本を用いた「海の王者」と称されるサメの生態解説、卵の化学的な性質を解き明かす実験など、科学者たちによるバラエティに富んだ様々な催しが予定されている。

Print Friendly, PDF & Email

長嶺 真輝

投稿者記事一覧

ながみね・まき。沖縄拠点のスポーツライター、フリーランス記者。
2022年3月まで沖縄地元紙で10年間、新聞記者を経験。
Bリーグ琉球ゴールデンキングスや東京五輪を担当。金融や農林水産、市町村の地域話題も取材。

この著者の最新の記事

関連記事

おすすめ記事

  1. 試合後の挨拶で声を詰まらせる琉球コラソンの東江正作監督=2月23日、那覇市の沖縄県立武道館(長嶺真…
  2.  公立大学法人名桜大学(名護市、砂川昌範学長)と、沖縄本島北部の新テーマパーク事業…
  3. 屋那覇島 2015年著者撮影  34歳の中国人女性が「私が買った」とSNSにアップしてから、…
  4. 沖縄本島北部の伊是名村に属する無人島・屋那覇島。周囲は浅瀬で、エメラルドグリーンの海が広がっている…
  5. 座間味島付近の上空で目撃された白い球体=2022年4月28日午前(山本拓海さん提供)  偵察…

特集記事

  1. 練習中も大会本番と変わらない気迫で形を打つ喜友名諒=2022年11月撮影  東京五輪で初採用…
  2. 下地島空港  今年1月、在沖米海兵隊が人道支援・災害救援を目的とした訓練のため宮古島市にある…
  3. OTS台北事務所の與那覇正雄所長=1月9日、台北市内  昨年6月に訪日観光客(インバウンド)…
ページ上部へ戻る ページ下部へ移動 ホームへ戻る 前の記事へ 次の記事へ