「自分が勝たせたい」キングスU18・宜保の最終8連続得点で“大逆転”! U18オールスター 

 
最終盤で逆転のスリーポイントを決める宜保隼弥=14日、沖縄アリーナ(長嶺真輝)

 プロバスケットボールBリーグの「ALL-STAR GAME WEEKEND」(オールスターゲーム)は14日、最終日を迎え、沖縄アリーナでU18チームのオールスターゲーム「U18 ALL-STAR GAME」を行った。結果は「JADE」(緑)が一時30点あったビハインドを跳ね返し、「HELIOS」(黄)に85ー81で勝利。JADEに入った琉球ゴールデンキングスU18の宜保隼弥は最後の8得点を全て一人でスコアし、大逆転勝利を呼び込んだ。

 キングスU18の選手では宜保がチームトップの18得点を上げ、同じチームの須藤春輝は7得点、2アシストを記録してゲームをコントロール。HELIOSの佐取龍之介は13得点、6リバウンドの活躍を見せた。

 試合後、メディアの取材に応じた宜保の一問一答を紹介する。

「プロになれたら、またこの舞台に戻ってきたい」

シュートを決めてマッスルポーズを見せる宜保

ー試合を終えての感想は。

 「前半でビハインドがあったんですけど。こうやって大きな舞台での逆転勝ちができたことは、とてもいい経験になりました」

ー前日のスリーポイントコンテストの感触が残っていたのか。

 「そうですね。やっぱり昨日のスリーポイントコンテストで緊張はほぐれましたし、自信を持ってシュートが打てました。後半最後に決め切れたのは、嬉しかったです」

ー点差がある中でチームの雰囲気はどうだったか。

 「全然負ける気はしないという感じの雰囲気でした。こうやってプレーで体現できたことは本当にみんなすごいと思います」

ー佐取選手と対戦してみての感想は。

 「負けたくないというのもありましたし、マッチアップした時は楽しもうと思ってました。一緒に楽しめて良かったです」

ー沖縄でやるオールスターは。

 「こうやって大きな舞台でプレーすることはなかなかできないので、本当にいい経験になりました。これから大学に行って、もしプロバスケットボール選手なれたら、また大舞台に戻ってきたいなと思います」

「もうやりきったという感じです」

ー途中シュートが落ちていたけど、最後まで打ち続けた。

 「自分が勝たせたいという気持ちがありましたし、自分もシュートが入る自信があったので、打ち切れて良かったです」

ー昨年は選ばれずに涙を流した。今回の3日間を振り返って。

 「本当に楽しい時間でしたし、とてもいい経験になりました。こういう経験はなかなかできないので、この3日間を忘れずにいい思い出として残したいです。大学に行って、またこの舞台に戻ってこられるように成長したいと思います」

ー昨年の悔しさは晴れたか。

 「はい。もうやりきったなという感じです」


長嶺 真輝

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ながみね・まき。沖縄拠点のスポーツライター、フリーランス記者。
2022年3月まで沖縄地元紙で10年間、新聞記者を経験。
Bリーグ琉球ゴールデンキングスや東京五輪を担当。金融や農林水産、市町村の地域話題も取材。

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