「完璧なママじゃなくても良い」育児で支え合うイベント、糸満に

 

 新米ママとして育児に仕事に奮闘するライターの川嵜紋さんが、子育ての視点からさまざまな人々を紹介していきます。


 昨年コロナ禍で第一子を妊娠出産した私は、沖縄県外出身で身内が近くにいない中での育児に孤独を感じることが幾度となくあった。そんな時に声を掛けて頂いたのが、今回皆さんにご紹介したい武藤千佳さんだ。武藤さんは頑張るママのためのセルフマッサージや交流の場、ママが一人の女性として自分の得意なことを仕事として始めるきっかけの場など、様々な要素を兼ね備えたイベントを行う「cocokara(ココカラ)」をことし4月から始めている。「ママ」を少しお休みして、自分を癒やし大切に出来る時間を提供すると共に、ママ同士のつながりを強めてお互いが子育てしやすい環境を作る手助けをしている。

cocokara セルフケアと交流の場を

 武藤さん自身も、9歳から3歳まで3人のお子さんを育てながら『holistic salon sokka』という、アロマセラピーやよもぎ蒸しなどを扱うホリスティックサロンの代表を務めている「働くママ」である。

「cocokara」という名前には【個々のカラー(あなたらしさ)】【スタート・出逢い】【ココロとカラダのバランス】の3つの想いが込められている。

 糸満市与座にある「畑の茶屋 結」で7月までに3回実施しており、アロマオイルを使ったセルフケアを教えながら話をする場を提供している。

cocokaraのイベントに参加した親子(武藤さん提供)

子育て中の女性74%が「孤独」

 世の中のお母さんは、子育てに孤独を感じることが多いという調査結果もある。
 アプリ開発などを手掛けるPIAZZA株式会社(東京都)が2020年10月、子育て中または子育て経験者の30~40代を対象に「子育て中の孤立や孤独に関する調査」を行った。その結果74%の女性が子育てに孤立や孤独を感じており、また新型コロナウイルスによってその孤立や孤独が増加したという回答は46.4%と約半数近くの人が感じると答えていた。

「個々のカラー」あなたらしい育児を

 武藤さんの初めての育児は、身内のいない沖縄県外だった。

「泣き止まない娘と共に一緒に泣いた」

 と当時を振り返りながら笑って話す。甘えることより頑張ることが当たり前になっており、自分のことより、子どもや旦那さんのことを考える日々。自分の気持ちを置いて、みんなのためにと頑張りすぎた結果『こんなにしてあげているのに……』という気持ちになっていった。辛い経験もしたが、旦那さんや実母、周りの人たちに支えられ、

「初めてのお母さんなんだから”完璧なお母さん”じゃなくていいんだ」

 という思いに変わり、自分らしい子育てを楽しめるように変わっていった。そんな経験がcocokaraの事業を始めるきっかけにもなっている。

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