「完璧なママじゃなくても良い」育児で支え合うイベント、糸満に

 

 一番下の子の育児が落ち着いた頃、買い物中に両手で大きな荷物を抱え、足元で小さな子が泣きじゃくるお母さんを見かけた。そんな時、過去の自分と重なり「抱きしめてあげたい」という思いが沸き上がった。また同じようにお子さんがいる方との打ち合わせの際、子どもがぐずって打ち合わせに遅れると連絡があった際、第一声に「すみません」と謝る姿に、悪いことをしている訳じゃないから謝らなくてもいいのにとも感じた。

 そのことを育児の落ち着いたママ同士で話したとき「あるよね」「わかる~」という共感トークで盛り上がった。困っていたり、謝ったりするママ達を本当は助けたいという思いの人はたくさんいる。しかし、なかなかお節介がしづらい世の中。cocokaraをきっかけに受け取った優しさを他の困っているお母さんに繋ぎ、子育てしやすい地域になれば。そんな思いを胸に、生まれ育った糸満という地域で活動を行っていきたいと思った武藤さん。

「そんな輪をもっと広げられれば」

「スタート、出逢い」縁をつなぐ

 1年前、武藤さんはママを対象とした交流イベントに参加した際、コロナ禍でもうまく子育てや仕事をするママたちに出会った。だが好きな事を仕事にしている人に対し、そうでない人は「自分にはできない。無理だ」と思い込み壁を作ってしまう。そこで実際に話を聞いてみる事で、多くの人が小さなきっかけで好きなことを仕事にしていると知り、「自分も変われるかも」と勇気を貰うことができるのではないかと考えた。

「身近にそんな人たちと繋がる場を作りたい」

 武藤さんが当時参加したイベントは中部などを中心に行っていたため、cocokaraでは糸満を中心に開催するイベントをしたいと考えた。
 好きなことを仕事にしようと動き始めたハンドメイド作家の方などに対し、事業者として初めての販売の場をcocokaraのイベント内に設置。そしてその他の参加者には好きなことを仕事に人たちの話を聞き、繋がったご縁で作品を購入してもらう。

 またこのイベントには、出店者の商品を購入することができる「応援チケット」がある。なかなか自分のために買い物ができないママ達が自分のためにオシャレなピアスを買ったり、出店者に「応援してます」という想いを現金ではなく応援チケットという形で届けるきっかけにもしている。

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