南城市に無料バス登場!那覇空港直結や観光スポット周遊

 

 沖縄県の那覇空港と南城市内を結ぶ「南城―空港シャトルバス」、南城市内を周遊する「南城市内周遊バス」が10月22日から無料で運行されている。乗車に際する予約は不要で、2月20日まで実施される。

 沖縄バス、沖縄観光バス、琉球バス交通、東陽バスの4社による実証実験で、観光庁の「既存観光拠点再生・高付加価値化推進事業」を活用している。

 「南城―空港シャトルバス」は那覇空港と南城市役所・ユインチホテル南城を直通で結び、1日3往復、「南城市内周遊バス」は南城市役所・ユインチホテル南城を起点として、斎場御嶽(せーふぁうたき)、新原ビーチ、奥武島、おきなわワールドなどの主要観光地6か所を巡るもので、1日10便。月金土日曜と祝日を中心に運行している。

 県内でも人気の高い観光スポット「斎場御嶽」や「おきなわワールド」に公共交通で訪れるにはこれまで不便だった。住民向けの既存バス路線と観光者向けのバス路線のニーズが合致してこなかったこともあり、かねてから観光者向けのバスの必要性が議論されていた。

 南城市の担当者は「今回の実証結果を受けて、ルートが適切かなども踏まえてどのように実現できるか考えたいです。観光客への周知を図り、旅行前にバスのことを知ってもらうことで、移動時の選択肢となれば」と話し、南城市への誘客へとつなげたい構えだ。

 詳しい運行日程や乗降場所などは公式サイト(https://nanjo-bus.jp/)で確認できる。

 

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長濱 良起

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フリーランス記者。
元琉球新報記者。教育行政、市町村行政、基地問題の現場などを取材する。
琉球大学マスコミ学コース卒業後、県内各企業のスポンサードで世界30カ国を約2年かけて巡る。
2018年、北京・中央民族大学に語学留学。
1986年、沖縄県浦添市出身。著書に「沖縄人世界一周!絆をつなぐ旅!」(編集工房東洋企画)

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