金武町長選は仲間氏が3選 山川氏に975票差
- 2022/4/4
- 政治
任期満了に伴う沖縄県金武町長選挙が3日投開票され、現職の仲間一氏(67)=無所属=が3053票を獲得し、新人で前町観光協会会長の山川宗仁氏(45)=無所属=を破って3選を果たした。投票率は57.62%。
仲間氏はコロナ禍やコロナ収束後の経済対策などを前面に打ち出した他、沖縄本島東海岸の幹線道路である国道329号の渋滞緩和や町役場の複合新庁舎建設などを公約に掲げた。学校給食費や18歳までの医療費の無償化実現や、待機児童ゼロ化など2期8年の実績が評価された形だ。
山川氏は「町民中心政治」を掲げ、社会福祉士・経営者である視点を生かして町政刷新を訴えたものの及ばなかった。
投票率は、2014年の前回町長選(2018年は無投票)の投票率75.24%と比べて17.62ポイントも減少した。
金武町選挙管理委員会(最終)
仲間一氏 3053票
山川宗仁氏 2078票
有効投票数 5131票/無効投票数46票
仲間一(なかま・はじめ)
2007年から13年まで金武町教育長を務め、14年の町長選で初当選。1955年生まれ。