五輪下の東京に見るコロナと沖縄 海外メディア同行から

 

 7月下旬、都内でコンビニに入ると、耳慣れないアナウンスが流れてきた。

「東京都からのお願いです。路上での飲酒はやめてください」

 沖縄県と同様、緊急事態宣言下の東京都では夜8時にほとんどの店が閉まる。どこかで集まって酒を飲みたいけど行き場を無くした人々は、アナウンスも虚しく、コンビニなどで缶ビールや缶チューハイ、つまみなどを買っては、近くにちょっとした段差さえあればそこに座り込んで酒盛りをしている。

 基本的に20代と思われる若い人々だ。街には中高年の姿はほぼなく、8時以降に外で目にするのは、ほぼ明らかに若者の姿だけだった。今や東京都の新規感染者の約7割が30代以下だという。

 8月7日までの一週間で、東京都の人口10万人あたりの新規感染者数は195人で沖縄県の233人に次ぐ全国2位。感染者の数は連日4000人を超え、数字の大きさに対する感覚が徐々に麻痺してくるのが本音のところだ。

自衛隊東京大規模接種センター

 五輪は東京でコロナが猛威を振るう最中に開かれた。この3週間、ある海外テレビ局の五輪取材に同行するために東京に滞在していたが、その時に感じたことから東京と沖縄の感染拡大について考えてみたい。

8時閉店とは無縁の街も

 東京では、コンビニ周辺で座り込んで飲んでいるだけではない。エリアによっては、8時以降もほぼすべての店が開いていることもある。私の見た範囲内だと、上野駅や渋谷駅の一帯がそうだった。周辺の店は全部開いているのに、路上飲みを注意する警備員が歩いているちぐはぐさも垣間見える。

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