ボリビアの「オキナワ村」にも青年会 地域を支える存在
- 2021/5/5
- 社会
南米ボリビア東部に、沖縄県人によって作られた移住地「オキナワ村」がある。ボリビアの主要言語のスペイン語では「コロニア・オキナワ」と呼ばれ、約900人の沖縄県系人と約12000人のボリビア人がお互いの文化を尊重し合いながら共生して暮らしている。オキナワと名がつくとおり、沖縄独特の文化や風習が残り、県系人たちはルーツである沖縄の文化を大切に守り続けている。
そんなボリビアの県系人の暮らしぶりから今回取り上げるのは「青年会」。オキナワ村に住む筆者の視点から、地域との関わりや、60年以上続く青年行事など紹介する。
3つの移住地、それぞれに青年会
沖縄の離島のような空気感が広がるオキナワ村。右も左も見渡す限り地平線まで広がる大草原で何百頭の群れの牛がのんびりと草を食べている。ここオキナワ村には、学校や診療所がある「第1移住地」、そこから20キロ離れた場所にある「第2移住地」、さらに20キロ離れた「第3移住地」と3つの移住地があり、それぞれに青年会がある。第1移住地の青年会は約60名ほど、第2移住地では約40名、第3移住地では約35名が所属し、青年活動に励んでいる。
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