ボリビアの「オキナワ村」にも青年会 地域を支える存在

 

「日本語力」生かし、地域行事を支える

 青年行事の中には、青年主催の行事以外にも地域主体で行われるスポーツ大会や敬老会、海外から来訪者を招く式典行事などのサポートも入っている。

 行事において、オキナワ移住地の青年会の存在は心強い。「青年なくして行事の成功はなし」と言わんばかりの存在で、演者としてもスタッフとしても尽力している。2019年7月に秋篠宮家の長女眞子内親王殿下が「ボリビア日本人移住120周年記念式典」でボリビアに来訪した際の歓迎昼食会や、県知事などの沖縄から団体を招く「オキナワ移住地周年記念式典」「豊年祭」などでは、青年会が表立って日本語で受付や会場運営のサポートをしている。

 南米や北米など海外の沖縄社会では、日本語が話せない3世、4世も多く、海外や沖縄県からの来訪者たちはオキナワ村の青年達の日本語力に驚く人も多い。

眞子内親王殿下来訪の「歓迎昼食会」で受付を担当した青年女子達

次の世代へ「日本語」「沖縄文化」の継承

 最後に、オキナワ村の将来を担う各地域の青年会長が今後どのような沖縄社会を目指したいか聞いた。

 第1青年会の具志堅興会長(25)
 「下の世代の日本語力が落ちてきているので、日本語が必要な環境をもっと作っていきたい」

 第2青年会長の佐渡山安一会長(20)
 「オキナワ移住地やボリビア国の発展を目指す。そして、世界との架け橋となる人材になりたい」

 第3青年会の玉城裕貴会長(20)
 「僕たちの役目はおじぃ、おばぁ、両親が残してくれたものを引き継いで継承していくこと。小さい子ども達に日本語や沖縄文化をしっかりと教えて継承して、また次の世代へ引き継いでいけるように頑張っていきたい」と話す。

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安里 三奈美

投稿者記事一覧

ボリビア在住3年、1児の母。フリーライターとして観光や沖縄県系コミュニティーについてWEBや紙媒体で執筆、寄稿等を行う傍ら、家系図や家族史・自分史の制作会社の代表も務める。2011年に県系の若者をつなぐネットワークを構築、県系若者が集う大会を世界各地で開催。2015ミスうるま。著書に「刻まれた21cm」(文芸社)

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