琉球の川シリーズ③ 首里の古道と真嘉比川

 
真嘉比遊水池

 時代や景色は大きく変化しても、古から止まることなく流れ続ける川。その川に沿って歴史を辿ってみると、思いがけない発見が実はたくさんあるものだ。

 琉球の川シリーズ第三弾は、前回までにお届けした「安里川」と、首里を間に挟む形で対を成す「真嘉比川」についてお届けしよう。安里川と真嘉比川、実は元を辿って上流まで遡ると、源流は同じ「弁ヶ岳」にある。

 那覇で最も標高が高く、峰全体が御神体とされる弁ヶ岳から生み出される二つの川は、首里を挟み込むように二手に別れて流れている。

 安里川の起点とされている部分は、高速道路那覇インターチェンジの近く。那覇にありながら、昔懐かしい田舎の小川のような雰囲気が漂う。この川の流れを境に西側が那覇、東側が南風原となっている。

真嘉比川の起点に絡む謎の三角州

 そしてもう一方真嘉比川の起点として分かりやすい場所が鳥堀交差点だ。

 交差点すぐ近くのAコープ目の前には、古いコンクリート橋の残骸なども残っており、確かに雰囲気はあるのだがどこか腑に落ちない。街中に突如人工の川が出現し、ここが真嘉比川の起点と言われても違和感がある。

 源流の弁ヶ岳からこの場所に流れてくるまでのどこかもう少し上流で、起点らしい姿を目にしたい!と付近を散策すると、近場に妙なアングルをした謎スポットがあることに気が付いた。

Print Friendly, PDF & Email
次ページ:

1

2 3

関連記事

おすすめ記事

  1.  「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」が世界自然遺産に正式決定する見通しだ。そのう…
  2.  6月末の沖縄県議会で、県立中部病院で発生した新型コロナウイルスのクラスターについての公表…
  3.  新型コロナウイルスワクチンの供給をめぐって、沖縄県と県内の複数の市との間でつばぜり合いが…
  4.  コロナ禍で去年は中止となった全国高校野球選手権沖縄大会は、18日に決勝戦が行われ、65校…
  5.  任期満了に伴い、7月11日に投開票された那覇市議会議員選挙では、40の議席を巡って63人…
琉球海運_広告国場組大寛組前田鶏卵
前田鶏卵琉球海運_広告国場組大寛組

特集記事

  1.  新型コロナウイルスワクチンの供給をめぐって、沖縄県と県内の複数の市との間でつばぜり合いが…
  2.  沖縄県金融広報委員会(事務局・日銀)が2019年に全国を対象に実施した金融リテラ…
  3.  亜熱帯の森に希少な固有種が多数生息する奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島について、…
ページ上部へ戻る ページ下部へ移動 ホームへ戻る 前の記事へ 次の記事へ