ボリビアで「ミス・オキナワ」選出大会、元ミス熱田さん「オキナワ村知ってほしい」
- 2020/11/8
- 社会
沖縄県の観光振興を目的に国内外で観光親善使節として活動する「ミス沖縄」が存在する中、南米のボリビアには「ミス・オキナワ」がいると話題になっている。選出大会の開催地は、サンタクルス州にある沖縄移住地「コロニア・オキナワ」、通称オキナワ村。ボリビア政府から正式な行政区として認められ、沖縄以外でオキナワの名称を持つ唯一の行政区でサンタクルス州と沖縄県は姉妹都市にあたる。村の人口およそ1万2千人のうち、県系人はわずか8%の中で、過去に2人の県系人が栄冠に輝いた。
栄冠に輝いた2人の県系人
県系人として初のミス・オキナワとなったのは、新垣聖子さん(当時23歳、2014年)。中城村からボリビアに移民した父とボリビア人の母を持つ2世。オキナワ村で議員として働く母から大会への参加を促され、出場を決めた。沖縄にルーツを持つオキナワ村在住者らは、初の県系人ミスの誕生に喜び、「聖子がミスになった。初めてのミスだ」と瞬く間に村内で広まり、その話で持ちきりだった。
聖子さんの2年後は、ミス・オキナワに選ばれたのは、熱田仁奈さん(当時21歳、2016年)。父方の祖父は南城市(旧大里村)、母方の祖父は伊江村出身の3世。青年女子のリーダー的存在で、2015年に沖縄県のジュニアスタディーツアー事業に参加した経験もある。幅広い交流関係をもち、ミスコンでは応援団が会場を盛り上げた。