県高校ロボット競技大会 30チームが熱戦

 
ロボット相撲ラジコン型部門の決勝で、相手を押し出す宮里璃玖斗さん(左)の「シーサー会長」(土俵上手前)=6日、美来工科高校

 第27回県高校ロボット競技大会(主催・県工業教育研究会ほか)が6日、沖縄市の美来工科高校体育館で行われ、県内の工業系6校の計30チームがロボット相撲、アイディアロボットデモストレーションの2競技で競い合った。

 同競技大会は、高校生それぞれが持つアイディアを出し合って1つの物を完成させていく中で、ものを創造する喜び、仲間と協働する喜びを体験することなどが目的。

 従来は、アイディアロボットの優勝チームが全国大会、ロボット相撲優勝チームが九州大会に派遣されていたが、今回は新型コロナの影響で取り止めとなっている。県大会自体も開催が危ぶまれたが、生徒の強い要望や、生徒たちの成果発表の場を作りたいとの教師側の思いもあって、新型コロナ対策を徹底した上での開催となったという。

 開会式で、大城栄三大会長は「取り組みの成果を十二分に発揮し、優勝を目指して頑張ってほしい」と述べ、参加生徒を激励した。大会では、生徒たちが授業や部活で習得した知識や技能を注ぎ込んだロボットの性能を発揮して競いあった。

アイディアロボットデモストレーション競技で、ロボットの特徴を説明しながら設定された課題に取り組む八重山商工の「ウシュマイ」=6日、美来工科高校

 ロボット相撲競技で、使用するモーターや部品などで制限がなく最多18チームが参加したラジコン型部門ではシーサー会長(宮里璃玖斗さん、南部工)が優勝。自立型部門は8500(米盛晴稀さん・山城佑斗さん、浦添工)、ラジコン型ベーシック部門は真心(漢那岳都さん、八重山商工)が優勝した。

ギア比の工夫でブレードの接地力を改良

 ラジコン型部門で18チームの頂点に立ったシーサー会長を製作した宮里璃玖斗さん(3年)は、「昨年は準優勝。今年こそ優勝したかったので叶って良かった」と感想を述べた。また、「前面のブレードが、相手の下に潜り込ませやすいように動くのが特徴。ギア比を工夫し、ブレードの接地力を改良した。前が強い分、後ろが弱いので回り込まれないよう操作も気を付けた」と説明した。

 その上で、「無事に(大会が)開催されたので、学んできた整備の技術力など3年間の集大成を出せた。進学の方向で、まだ少し迷っているが、優勝は自信になって今後の励みにもなる」と強調した。

 一方、デモストレーション競技では参加5チームがロボットの特徴を説明しながらデモストレーションを行った結果、アイディア賞にウシュマイ(与那原龍樹さん・宮城楓央さん、八重山商工)、デザイン賞にα(アルファ、久高太陽さん、美来工科)が輝いた。

(記事・写真 宮古毎日新聞)

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